二階堂千鶴
ーーーアルヴィス
二階堂千鶴
………これで、用意はできましたわ。
中谷育
ありがとう、千鶴。
二階堂千鶴
………
二階堂千鶴
………ごめんなさい。あなたにこんな運命を強いたのは紛れもなくこの私。
二階堂千鶴
あなたに恨まれて当然の事をしました。
中谷育
そんなことないよ。
中谷育
千鶴が私を岩戸に入れてくれなかったら、私はここにいることができなかった。
中谷育
私は千鶴に感謝しているよ。
二階堂千鶴
育………。
中谷育
行こう。桃子ちゃんも待ってるから。
二階堂千鶴
………ええ。
周防桃子
あ、育………その格好は?
二階堂千鶴
これは岩戸に………島と同期するための装置ですわ。
中谷育
ーーー育は機械を着用し、それらからはコードがのびていた
周防桃子
………そのコード、桃子に持たせてください。
二階堂千鶴
ええ、構いませんわ。
中谷育
ありがとう、桃子ちゃん。
周防桃子
桃子も、最後まで育といたいから………。
二階堂千鶴
真壁:準備は既にできているようだな。
中谷育
来てくれたんだね、史彦。
二階堂千鶴
真壁:これでもこの島の司令官を務めている。君の最後を見届けなければ。
中谷育
そうかもしれない。けど………
中谷育
今はあの子達を助けてあげて。
中谷育
この島を守るために戦う2人を。
二階堂千鶴
真壁:やよい君と百合子君のことか。
中谷育
そう。少しでも力になってあげて。
二階堂千鶴
真壁:………分かった。千鶴さん、桃子君、あとは頼む。
周防桃子
………うん。
二階堂千鶴
分かりました。
周防桃子
………ねえ、また島で戦いが起きるの?たしか女の人が今守ってくれてるんじゃなかったの?
中谷育
大きな力を持った存在が近づいてる。力を制限されてる彼女では止められない。
中谷育
あの人も本来はこの島の存在。
中谷育
それでも、戦わなきゃいけない。
周防桃子
(あの人………?)
二階堂千鶴
私達も行きましょう。私達には私達の、為すべきことがありますから。
中谷育
うん、そうだね………。
(台詞数: 37)