真壁瑞希
ただいま、『リユース』。パピィとの散歩から戻ってきたぞ。
真壁瑞希
高木のおじ様は、帰ったようですね。
真壁瑞希
高木のおじ様は、帰ったようですね。………おや?
中谷育
(キョロキョロ……)
真壁瑞希
こんにちは、可愛いお客様。
中谷育
わっ!びっくりした~。…ここのお店のひと?
中谷育
ここのお店は、わたしが大切にしてるものを、だれかが使ってくれるってきいたんだけど。
真壁瑞希
そうですよ。お客様の大切にしているものをお預かりするお店。それが『リユース』です。
真壁瑞希
それで、今回はどのようなご用件で?
中谷育
えっとぉ……。お店を見て回ってもいいですか?
真壁瑞希
はい、ご自由にどうぞ。
中谷育
ん~………。
中谷育
ん~………。あっ、お花のたねだ。
真壁瑞希
【おばあさんは、花を育てることが大好きでした。おばあさんが用意していた春の花です】
中谷育
おねえさん、このお花のたねを1つほしいんだけど。
中谷育
前に、おかあさんといっしょに お花を育てたことがあるんだけど、
中谷育
こんどは、ひとりでお花を育ててみたいなって!
真壁瑞希
それはいい目標ですね。瑞希も応援しちゃうぞ。
中谷育
それで、わたしからはこれを置いておくね。
真壁瑞希
絵本、ですね。
中谷育
小さいころからいっぱい読んでたから、ぜんぶおぼえちゃったんだ。
中谷育
ここに置いて ほかの人に読んでもらえたら、うれしいな。
真壁瑞希
きっと素敵な方が手を取ってもらえますよ。本棚の目立つ所に置いておきましょう。
真壁瑞希
それでは、このメッセージカードに一言どうぞ。
中谷育
うんっ。えっと、えっとぉ……
中谷育
【すごく楽しくて、おもしろくて、だいすきな絵本です】
中谷育
これでいいかな?
真壁瑞希
はい、ありがとうございました。お預かりします。
中谷育
ありがとう おねえちゃん!また来るね!
真壁瑞希
はい、またのごひいきを。
真壁瑞希
…………
真壁瑞希
中谷さんのお嬢ちゃん、大きくなりましたね。
真壁瑞希
お母さんがこのお店で、この本を持って帰ったことを思い出します。
真壁瑞希
さて、次は誰が持って帰るのかな?……とても気になるぞ。
中谷育
『シーン3につづく』
(台詞数: 35)