中谷育
プロデューサーさんの机、台本がいっぱいだね……何なんだろう?
周防桃子
ドラマシアター用の脚本なんだって、これを選別してから桃子たちに渡すらしいよ?
大神環
へー……じゃあこれみたらたまきたちがどんな役をするのかわかるんだ……
大神環
それじゃあ一つ借りてみて……えーっと、タイトルは『桃子とセ
周防桃子
アウトーっ!それ完全に選別て捨てられる奴だからっ!
中谷育
わー、面白そうだから読み合わせしてみようよ!
大神環
そうだね!じゃあたまきがおやぶん役で……『桃子……本当に良いのか?』
中谷育
『大丈夫だよ……桃子、こんなの慣れて……は無いけど覚悟は出来てるよ!』
大神環
『その割には震えてるぞ?』
中谷育
『これは……寒いから!寒いからだよ!……だから早く暖めてよ……』
周防桃子
勝手にはじめちゃった……とは言え他人が演じる桃子の情事を見せられても反応に困るし……
周防桃子
おっ、この脚本は……よしっ、これを使って……
大神環
『それじゃあ、脱がすよ……』
周防桃子
『ねぇ、私のプロデューサーさんに何をシテルノカナ……ドロボウネコサン?』
中谷育
ひえっ!な、何その地獄から響くような声は……
周防桃子
台本読んでるだけだよ?タイトルは『ヤンデレ琴葉が事務所皆殺し 7人目』だってさ
大神環
それ、もうヤンデレじゃなくてただの殺人鬼なんじゃ……
周防桃子
知らない♪だって台本読んでるだけだし……『いたずら好きなネコサンハ、オシオキシナイトネ…』
中谷育
凄い……桃子ちゃんの手に持っても無い包丁が見えるよ……
大神環
いく!これで対抗だ!『マイティセーラー 悪の組織に屈する!』
中谷育
うん!『そこまでよ!これ以上の悪事はこのマイティセーラーが許さないわ!』
大神環
『タカ!トラ!バッタ! タトバコンボ!』誰かは知らないけどとにかく仮面ライダーだぞ!
周防桃子
む、包丁を持っただけのヤンデレ琴葉さんじゃあヒーロー二人の相手は不利か……
周防桃子
じゃあこの脚本だよ!『ジムリーダーの コトハは バクフーンを くりだした』
周防桃子
『あなたのあつさ 感じます ならば わたしの あつさも うけとめて ください!』
中谷育
マイティセーラー対仮面ライダー対ポケモン……どれが勝つんだろう……
大神環
脚本によると……このオーズってライダーがやられたところで次回に続くんだって
周防桃子
こっちはコトハさんが負けてバッジを渡して終了だね
中谷育
私のは……マイティセーラーが負けて体操着に着替えさせられるみたいだね……
周防桃子
全員負けたから引き分け……で良いのかな……
大神環
それで良いんじゃないかな、じゃあ次はこの脚本で……
大神環
『育ちゃん!育ちゃん育ちゃーん!ペロペロさせて!少しだけで良いから!』
周防桃子
ああ、今度はそう言う趣向で……『ここは危険だわ中谷さん!私の家に逃げて熱い一夜を……』
中谷育
おお……撮影では良く迫られてるけど別人にやられるとこれはこれでキッツいなぁ……
中谷育
こうなったら……『育ちゃん……育ちゃんはどこ!確かにここに育ちゃんの匂いがするのに!』
周防桃子
おお、育自身が育を狙う変態と化しちゃった……
大神環
じゃあ育の持ってる脚本にそって……『くんくん……これは育ちゃんの脱ぎたて衣装!』
周防桃子
『クンカクンカ!スーハースーハー!これで育ちゃん分を補充できたわ!』
中谷育
『でも足りない!生育ちゃんは?生育ちゃんはどこなのーっ!』
周防桃子
『えーっと……中谷さんに周防さんに大神さん……何をしているの?』
大神環
ん?今のちはやの台詞は誰が言ったの?
周防桃子
えっ?少なくとも桃子では無いけど……
中谷育
あっ、入り口に千早さんが……
中谷育
『まあ、いつも撮影でやってる事ではあるけど、他人がやってるのを見るとその……酷いわね……』
周防桃子
す……すいませんでしたーっ!(三人揃って土下座)
(台詞数: 45)