中谷育
さいきん、わたしのおかあさんのようすが変です。
中谷育
「ただいまー!」
舞浜歩
「お帰りなさい。学校はどうだった?」
中谷育
「えへへ…この前のこと桃子ちゃんにじまんしたら、うらやましがってた!」
舞浜歩
「そっか♪それじゃあ、おやつ用意してるから、手洗いとうがいをしてきなさい?」
中谷育
「は~い!」(prrr!)
舞浜歩
「おっと…電話か。もしもし、中谷です。」
舞浜歩
「って小鳥じゃん!久しぶりだな~元気にしてたか?」
舞浜歩
「アタシ?アタシはもちろん元気してたさ!」
舞浜歩
「いや~この前はゴメンな?うちの旦那が担当の子の予定を無理に変更したんだろ?」
舞浜歩
「え?そりゃ、アタシも楽しかったし、娘も喜んでたけどさ…。」
中谷育
(おかあさん、楽しそうに話してる…モグモグ。)
舞浜歩
「…まあ、社長が許可したんならアタシもこれ以上は言わないけどさ。」
舞浜歩
「ところで、どうしたのさ?急に電話してきて?」
舞浜歩
「アタシに頼みたいこと?なんだよ~遠慮せずに言いなよ?アタシたちの仲だろ?」
舞浜歩
「…what?」
舞浜歩
「いや、何言ってんの!無理だって!?無理無理!!もう、10年以上経ってるんだよ!?」
中谷育
(ど、どうしたんだろう…?)
舞浜歩
「いやいや!なんで、旦那も社長もノリノリなのさ!」
舞浜歩
「え?そりゃ…この前のを見て一瞬そう思ったけどさ。」
舞浜歩
「…え?真は引き受けた?…ひょっとして真も一緒なのか?」
舞浜歩
「…それを先に言いなよ。真がやるっていうんなら…アタシもやるさ。」
舞浜歩
「当たり前じゃん。真がやるのに、アタシが逃げるわけないだろ?」
舞浜歩
「うん、詳しいことは後で旦那から聞くよ。それじゃあ、またな。」
中谷育
「おかあさん?何かあったの?」
舞浜歩
「ん?いや…同期の子からの連絡さ。」
中谷育
「?」
中谷育
この電話から、おかあさんのようすが変になりました。
舞浜歩
「育?お母さん、今日は帰るのが遅くなるから、戸締りはしっかりするんだよ?」
中谷育
「は~い。」
中谷育
おかあさん、一人でどこかに出かけることが多くなりました。
中谷育
「おかあさ~ん!いっしょに公園に行こー!」
舞浜歩
「ご、ごめん…今日は筋肉痛で…イテテテ。」
中谷育
「だ、だいじょうぶ?」
舞浜歩
「…たぶん。」
中谷育
なんだか、さいきんつかれてるみたいです。
中谷育
「おかあさん、朝だよ?」
舞浜歩
「あさ…?…いま何時…?」
舞浜歩
「!?マイガー!!寝過ごしたー!!」
中谷育
ときどき、わたしよりもおきるのがおそいです。
中谷育
ぶぅ…おとうさんもおかあさんも、わたしに何かかくしてるみたいです。
中谷育
二人ともすぐにはぐらかすし…。
中谷育
何をかくしてるのか、かならずつきとめるんだから!
(台詞数: 43)