育ちゃんサンタ、まちにいく (その6)
BGM
あのね、聞いてほしいことがあるんだ
脚本家
Kozzy
投稿日時
2014-12-16 02:55:13

脚本家コメント
絵本シアター「育ちゃんサンタ、まちにいく」シーン6です。
途中から見る方は、最初から見てもらえると嬉しいです♪
 サンタさんが住む村を出発し、山を越え湖を越えて、育ちゃん達はついに街に到着します!
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 次回でラストになります。もう少しお付き合いください m(_ _)m

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矢吹可奈
『お空はすっかり真っ暗になりましたが、育ちゃん達はついに街のはずれにつきました。』
中谷育
やった、ついたんだ!
矢吹可奈
ついに街に着いたんだ~♪みんなの力で着いたんだ~♪
矢吹可奈
『歌が大好きな、キツネの可奈ちゃんが、育ちゃんにおめでとうソングを歌います。』
矢吹可奈
でも育ちゃん、ここからが本当のお仕事だね!
中谷育
そうだね。街のどうぶつさん達に、プレゼントを届けないと。
矢吹可奈
『街の通りは しんと静かで、朝から降り続いた雪によって真っ白にそまっています。』
矢吹可奈
『あちこちの窓から、明るい光がこぼれています。』
矢吹可奈
『そんな中、赤いマントや とんがり帽子が光っています。』
矢吹可奈
『大きなサンタさんが、子供達にプレゼントを配っているのでしょう。』
中谷育
大きなサンタさんが、お仕事をはじめてる。わたしも急がないと!
矢吹可奈
『可奈ちゃんが、耳を澄ましながら辺りを見回してると、あることに気が付きました。』
矢吹可奈
はれっ?おかしいな……。
中谷育
どうしたの、可奈ちゃん。
矢吹可奈
さっきから、街の動物の姿が見えないんだよ。
矢吹可奈
『そうなのです。街の動物の姿どころか、声や足音も聴こえないのです。』
中谷育
どうぶつさんを探そう!
矢吹可奈
『大きなデパートの角を曲がったときのことです。』
矢吹可奈
『地面の真ん中で、「トントン」という音が聴こえてきました。』
木下ひなた
あっ。この足をならす音は、親戚の街ネズミさんなんだな。
矢吹可奈
『野ネズミのひなたちゃんが指をさした先には、ひなたちゃんと同じ顔をしたネズミさんが、』
矢吹可奈
『じれったそうに足をトントンならしていました。』
木下ひなた
街ネズミ「もう、遅すぎだよ!さぁ、急いで!みんな待ってるから。」
矢吹可奈
『ひなたちゃんと違って、こちらのネズミさんは怒っているようにみえます。』
木下ひなた
育ちゃん、気にしないでほしいんだわ。
木下ひなた
街のネズミさんは、いつもこんな風なんだぁ。いつも急いでいてね。
木下ひなた
でも、怒ってはいないんだ。とっても、いい子なんだよぉ。
木下ひなた
街ネズミ「私から見たら、ひなたちゃんは のんびりし過ぎだよ!」
木下ひなた
あはは、あたしが怒られちゃったんだな。
中谷育
まぁまぁ、ケンカしないで。
中谷育
ネズミさん達には、チーズを用意してあるから。
木下ひなた
チーズ!「チーズ!」
矢吹可奈
『森に住んでいても、街に住んでいても、好きな食べ物は一緒。』
矢吹可奈
『なおも足が早くなっていく街ネズミさんを追いかけながら、育ちゃんはくすくす笑いました。』
木下ひなた
『その7に続く!』

(台詞数: 35)