としょかんにライオンが(シーン2)
BGM
TOWN_RMX
脚本家
Kozzy
投稿日時
2014-07-17 21:19:03

脚本家コメント
「としょかんにライオンが」シーン2です。
途中から見る方は、最初から見ていただくと嬉しいです!
 えほんの部屋で眠ってしまったライオン。
やがてその部屋に子供達が集まり、絵本の朗読の時間が始まります。
図書館ではお静かに…。SOUNDはOFFでお楽しみください。
 あと、ここでは表示されていませんが、この部屋にちゃんと七尾ちゃんはいますw

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永吉昴
『絵本の部屋では、やがて おはなしの時間が始まりました。』
永吉昴
『 [ライオンが、おはなしを聴いてはいけない] という決まりはありません。』
永吉昴
『図書館のお姉さんは、少しどきどきしながら絵本の題を大きな声で読み上げました。』
永吉昴
………?
永吉昴
『すると眠っていたライオンが起き上がり、お姉さんの方を振り向きました。』
中谷育
ライオンさんも、お話ききたいの?
永吉昴
(コクコク…)
中谷育
それじゃあ、いっしょにおはなしきこっ!
永吉昴
『大人しいライオンに安心したのか、お姉さんは絵本の続きを読み上げました。』
永吉昴
『ライオンは、1つ目のお話も、2つ目のお話も、じっと聴いていました。』
永吉昴
『その次のお話も、目を輝かせながら聴いていました。』
永吉昴
『次はどんなおはなしかな?』
永吉昴
『ところが、子供達が立ち上がって、部屋から出て行ってしまいます。』
中谷育
おはなしの時間は、もう終わりだよ。
永吉昴
『と、小さな女の子が教えてくれました。』
永吉昴
『ライオンは、子供達の顔、お姉さんの顔を見つめました。』
永吉昴
『そして、閉じた本を見つめ、絵本の時間が終わったとわかると、』
永吉昴
うぉおおおおおおおん……
永吉昴
『と、大きな声で悲しく吠えました。』
天空橋朋花
誰ですか~?大きな声を出しているのは。
永吉昴
『図書館長の部屋から、朋花さんがつかつかと歩いてきました。』
永吉昴
百合子:「ライオンです!ライオンが大声で鳴いていました。」
永吉昴
『と、百合子さんが朋花さんに告げました。』
永吉昴
『どうやら百合子さんは、ライオンが危害を加えないように、見張っていたようです。』
天空橋朋花
静かにできないなら、図書館から出てってくださいね~。それが決まりですから。
永吉昴
『朋花さんはライオンの前に立ち、そう言い渡しました。』
永吉昴
グルルル……
永吉昴
『ライオンは悲しそうにうなっています。』
中谷育
ねぇねぇ、館長さん。
永吉昴
『小さな女の子が、朋花さんの服を引っ張って聞きました。』
中谷育
しずかにするって約束すれば、明日もおはなしの時間に来ていいんでしょ?
永吉昴
『女の子のお願いを聞き、ライオンはうなるのを止めて、朋花さんの顔をじっと見つめました。』
天空橋朋花
そうですね~。ライオンさんは、ここのご利用は初めてのことですし~、
天空橋朋花
今回は大目にみましょう♪
天空橋朋花
静かに出来る、お行儀の良いライオンさんでしたら、おはなしの時間に来ていいですよ~♪
中谷育
やった――!
永吉昴
『子供達は喜びました。』
永吉昴
『ライオンも、また来てもいいと分かると、笑顔を見せて喜びました。』
永吉昴
『シーン3に続く』

(台詞数: 39)