天空橋朋花
『スッゲェ、本当に青いんだな!』
天空橋朋花
はい～、昨日、美希ちゃんと伊織ちゃんも同じことを言っていましたよ～。はい、紅茶です。
天空橋朋花
『お、サンキュー』
天空橋朋花
『……なぁ、この花、ちょっと元気が無くないか?』
天空橋朋花
そうですね～、戴いてから時間も経っていますし、水はちゃんと取り替えているんですけども
天空橋朋花
それでも、命あるものはいつか無くなりますので。
天空橋朋花
『うーん、紗代子じゃないけど、諦めるのはまだ早いと思うぞ。きっといい考えが……』
天空橋朋花
……
天空橋朋花
『ダメだ。オレじゃいい考えが浮かばないや。今度、ひなたや百合子にでも聞いてみようぜ』
天空橋朋花
それはいい考えです〜。さすが昴さん、チームプレーはお手の物ですね～。
天空橋朋花
『へへっ、照れるな』
天空橋朋花
……いかがですか?百合子ちゃん。
天空橋朋花
『うちから何冊か本は持ってきたけど……。ひなたちゃんはなんだって?』
天空橋朋花
はい、かなり弱っているらしく、液体肥料を与えても厳しいかもと言われました。
天空橋朋花
『バラって育てるのが難しいから……。ごめんなさい。私じゃ力になれないみたい』
天空橋朋花
いいえ～、お気持ちだけで充分ですよ～。
天空橋朋花
『せっかくの青いバラなんだもん。「奇跡」が起きればいいのに』
天空橋朋花
奇跡……ですか?
天空橋朋花
『この本を見て。青いバラには「神の祝福」以外に「奇跡」って花言葉もあるの』
天空橋朋花
『青いバラって自然界に存在しないんだって。だから「不可能」や「奇跡」って花言葉みたい』
天空橋朋花
なるほど～。それではこの花はいつまでも咲かせているわけにはいきませんね～。
天空橋朋花
『どういうこと?』
天空橋朋花
奇跡はいつも起きるものではありません。限られた時に信じる者に訪れるのが奇跡です。
天空橋朋花
『ふふふ、朋花ちゃんらしいね。……限られた時…?あっ!!』
天空橋朋花
どうしましたか～、百合子ちゃん?
天空橋朋花
『そうだよ、それがあるじゃない!私としたことが……』
天空橋朋花
『朋花ちゃん、私、「神の祝福」を受けちゃったかも!』
天空橋朋花
……ふふふ、興味津々ですね、ロコちゃん。
天空橋朋花
『はい!なるほど、コレがユリコのアイデアですか』
天空橋朋花
私には思いつきませんでしたね～。
天空橋朋花
『ブックが好きなユリコらしいアイデアです!ブルーローズが枯れたのは残念ですが』
天空橋朋花
それでも、こうやってしおりにずっと残せるんですから～。それだけでも十分ですよ～。
天空橋朋花
『……トモカ、ひとつお願いがあります。ロコにこれをロコナイズさせてくれませんか?』
天空橋朋花
…………
天空橋朋花
『きっとトモカもサティスファクションします!信じてください』
天空橋朋花
大丈夫ですよ～。聖母は皆のことを信じていますから～。
天空橋朋花
『サンクスです、トモカ!それでは……』
天空橋朋花
それは……
天空橋朋花
『クレッセント・ムーンのシールです。それをこのブックマークに……』
天空橋朋花
なるほど～。月が二つですか～。
天空橋朋花
『ザッツライトです!』
天空橋朋花
『二つのムーンとその下にブルーローズのプレスドフラワー。トモカのネームの完成です!』
天空橋朋花
…………
天空橋朋花
『……トモカ?ロコのロコナイズ、サティスファクションできませんでしたか?』
天空橋朋花
いいえ、そんなことないですよ～。ただ、ふと思い出したんです。朋という字の由来を。
天空橋朋花
ご存知でしたか。朋という字は友人と肩を並べている字なんですよ～
天空橋朋花
『なるほど、それじゃあ、ムーンのシールをもっとゲットしてきましょう!』
天空橋朋花
…タッタッタッタッ
天空橋朋花
…………
天空橋朋花
神よ……感謝します。
(台詞数: 50)