黒井社長
P「うわああああああああ!!」
天海春香
ひっ!……プ、プロデューサーさん? いきなり悲鳴上げてどうしたんですか……?
黒井社長
P「春香……俺はマジでやらかしてしまった……。どうしよう……。」
天海春香
何だか並ならぬ雰囲気が漂ってますね……。とりあえず聞くだけ聞いてあげますよ……。
黒井社長
P「うん、結論からいうと、現時点で経済的にヤバいんですよ自分。いやマジで。」
天海春香
そういえばプロデューサーさんの給料日29日でしたよね。確かにこの辺りは細くなりますよね。
天海春香
……で、そんな経済的にマズい中、ここ最近で一体何に使ったのですか?
黒井社長
P「全ての始まりは先日開催されたプリズンイベだ。最初俺は走る気なんて無かったんだ。」
天海春香
なるほど……。で、プロデューサーさんはどうして手の平を返して爆走したのですか?
黒井社長
P「急に亜利沙の立ち絵が欲しくなったから。それだけだ。もちろん覚醒前後両方ともな。」
天海春香
……まあ確かに気持ちは分からなくもないですけど……。それで、合計いくら使ったのですか?
黒井社長
P「諭吉さん2人分突っ込みました。」
天海春香
………………………。
黒井社長
P「……そんな軽蔑する顔で見ないでくれ春香。後悔はしていないけど反省はしているから……。」
天海春香
それで、その後はどうしたのですか? 先程の雰囲気からして、これで終わりではないですよね?
黒井社長
P「ああ……。その次がさっき終わったばかりのIMCEだ。」
天海春香
莉緒姉さんが上位報酬のアレですよね? まさかアレにも……。
黒井社長
P「諭吉さんと樋口さんを1人ずつ突っ込みました。」
天海春香
………………………。
天海春香
あのー、よろしければいい病院紹介しますよ? ……頭の方の。
黒井社長
P「おい待て、病院なら間に合ってる。頼むから電話のボタンを押す手を止めてくれ。」
天海春香
プロデューサーさん、確か来月も色々出費がかさむって言ってましたよね?大丈夫ですか…?
黒井社長
P「正直ヤバい。7月にはPS4、アイマスPS、デレ4thのチケット(当たれば)……。」
黒井社長
P「その他細かい出費もあって来月も色々かかりそうなんだよね。」
天海春香
……で、そんな中なんで懲りずにIMCEを爆走したのですか?
黒井社長
P「莉緒は正直凄く欲しかったけど諦めてた。走った理由は最優先目標が他にあったからなんだ。」
天海春香
まあ、最初上位報酬は厳しそうでしたからね。それで、その最優先目標とは何だったのですか?
黒井社長
P「今週の『アイドルマスター』と『トップアイドル×3』。なんか行けそうだったし。」
天海春香
そういえばプリズンイベ爆走したのも最終日でしたよね…。それで、あんなマネを?
黒井社長
P「まあな。IMCE最終日を見て気付いたことが2つあった。これらが爆走の理由なんだ。」
黒井社長
P「一つは、『1200位ボーダーが予想以上に近かったこと』。」
黒井社長
P「もう一つは、『未来のファン数ランキングで予想以上の苦戦を強いられたこと』だ。」
天海春香
それで本気を出してみた結果、退くに退けず追加で予算を突っ込んできたと……。
黒井社長
P「あぁ……。上位報酬の莉緒も元から欲しいと思っていたからその相乗効果でな……。」
天海春香
プロデューサーさん、確かお姉さん系も好みでしたよね? 気持ちは分からなくもないですけど…。
天海春香
……でもイベントだけでそんなに予算を使って、本当に今後大丈夫なんですか……?
黒井社長
P「何とかするよ。まずイベントは当分歩くだけにする。よほど需要があるものでない限りな。」
天海春香
………本当ですか?
黒井社長
P「も、もちろんさ。あと本業以外でも出費は極限まで抑える。出来心は全力で押さえ込むよ。」
天海春香
……正直、不安だらけで気が気でないのですが……。節約、頑張ってくださいね。
黒井社長
P「ああ、それとさすがに予算使い過ぎてヤバいから、今までのことは律子には内密に……、」
天海春香
……あれ? プロデューサーさん、机の上に小さい機械が乗っていますけど、これ何でしょう?
黒井社長
P「……それは律子が亜利沙から没収した小型カメラだ。……電源が入っているようだが…。」
黒井社長
P「……マズい。これタブレット端末と無線でリンクして遠隔で監視出来るモデルだ…!」
黒井社長
《~♪》P「……メールか。差出人は……律子!? ………まさか……!」
黒井社長
P「“5分後に事務所へ向かうので応接間で待っていてください。個別で話があります。”」
黒井社長
P「“か く ご は よ ろ し い で す よ ね ?”」
黒井社長
P「春香……。俺は今すごく逃げたい気分なんだけど、ダメか?」
天海春香
ダメです。自業自得です。いってらっしゃい♪
黒井社長
P「うぅ……、誰か……助けて……!」
(台詞数: 50)