エミリー
舞台が終わり、仕掛け人様にいただいた花束を抱えながら、夕暮れの河川敷を歩く帰り道
エミリー
白い胡蝶蘭、花言葉は『清純』だとか
エミリー
……なんだか、背筋がしゃんとなります
エミリー
似合うように、届くように。少しでも近づけるように
エミリー
そんな私の小さな背伸びを、笑わないで見ていてくれる、仕掛け人様
エミリー
感謝してもし足りません
エミリー
……仕掛け人様、私、時々怖くなる時があるんです
エミリー
私の歩んできた今までは、本当に大和撫子への道だったのでしょうか?
エミリー
仕掛け人様を疑っているわけではありません
エミリー
ですが、自分の後ろの風景は、自分からはなかなか見つめることができません
エミリー
……ですから、きっと私は、背中を押していただきたいのだと思います
エミリー
そうしていただければ、きっと、私は前に進むことができます
エミリー
仕掛け人様が、皆さんがいてくれれば、きっと私は強くいられます
エミリー
眩しい明日にも、見えない未来にも、きっと手を伸ばせます
エミリー
……ですから、これからもよろしくお願いしますね、仕掛け人様
エミリー
仕掛け人様がいてくだされば、なにも怖くありません
エミリー
……さぁ、会いたい明日へと
エミリー
迷わず、進みましょう
(台詞数: 18)