エミリー
先生「はぁ…参ったなぁ…。」
エミリー
先生(まさか、急に雨が降ってくるなんて…子供たちはみんな教室に入れたけれど…。)
エミリー
先生(朝に家のベランダに干した洗濯物はびしょ濡れだろうなぁ…クスン。)
矢吹可奈
せんせい!あめですよー!あめー!
エミリー
先生(っと、いけないいけない!子供たちの前で暗い顔してちゃダメだ!)
エミリー
先生「そうだね、可奈ちゃん♪可奈ちゃんは雨が好きなのかな?」
矢吹可奈
はい!あめのひは、カエルさんといっしょにおうたをうたうんですー!
矢吹可奈
ゲコゲコ~♪ケロケロ~♪だいがっしょう~♪
エミリー
先生「くふふ、新しいお歌かな?可奈ちゃんらしい可愛いお歌だね♪」
矢吹可奈
え、えへへ~♪
矢吹可奈
先生(この子の名前は矢吹可奈ちゃん。年少なむこ組…つまりはうちのクラスの子だ。)
矢吹可奈
先生(歌うことが大好きな子で、よく自作の歌を披露してくれる。)
矢吹可奈
先生(ただ、音痴なのか音程は…。…入社して間もない頃の春香を思い出させるな…。)
矢吹可奈
先生(そして、最近では志保ちゃんと遊ぶ姿をよく見かけるようになった。)
北沢志保
先生(どうやら、志保ちゃんはあの一件以来、歌にも興味を持ってくれたらしく…。)
北沢志保
先生(その事がきっかけで可奈ちゃんとも仲良くなったみたいだ。)
北沢志保
先生(昨日も、二人で仲良くるみるみダンスを踊っていたみたいだしね♪)
矢吹可奈
あ!まどぎわのカエルさん!いっしょにおうたをうたお~♪
矢吹可奈
あ!まどぎわのカエルさん!いっしょにおうたをうたお~♪ってカエルさんどこにいくのー!
北沢志保
先生「あー…逃げられちゃったね…。っておや?」
エミリー
ぽー…
北沢志保
先生「エミリーちゃん?お外を見てるのかな?」
エミリー
あ!しかけにんしゃまとかなちゃんでしゅ!こんにちはー。
北沢志保
先生「こんにちは、エミリーちゃん。」
矢吹可奈
こっこっこんにちは~♪エミリーちゃん、なにしてたの~?
エミリー
あめのおとをきいていたんでしゅ!
北沢志保
先生「雨の音を?」
エミリー
はい!しぜんのおとにみみをかたむけるのが、わのこころだときいたのでしゅ!
北沢志保
先生「くふふ…そっか♪そんな頑張ってるエミリーちゃんには…ご褒美だ~♪」(なでなで)
エミリー
ふわぁ…きもちいいでしゅー♪
エミリー
先生(この子の名前はエミリースチュアートちゃん。うちのクラスの子だ。)
エミリー
先生(名前の通り外国人だけれど、日本好きの両親のおかげか日本語は完璧なようだ。)
エミリー
先生(日本の文化が大好きらしく、特に抹茶が大好きらしい♪)
エミリー
先生(そして、この子は俺のことを仕掛人様…いな、しかけにんしゃまと呼ぶ。)
エミリー
先生(どうやら、エミリーちゃんにとって、アイドルとは大和撫子の用な存在らしく…。)
エミリー
先生(そのアイドルをプロデュースしていた俺は、大和撫子の仕掛人様…ということらしい。)
エミリー
先生(今はフツーの先生なんだけれどなー…。でも、言い方が可愛いから問題なし♪)
エミリー
あ、あの…しかけにんしゃま…?(もじもじ)
北沢志保
先生「ん?どうかしたのかな?」
エミリー
ええと…(チラチラ)
北沢志保
先生(…!くふふ、なるほどね…。)
北沢志保
先生「エミリーちゃん。先生にこの絵本を読んでほしいのかな?」
エミリー
…!はい!よんでほしいでしゅ!
北沢志保
先生「くふふ、そっか♪可奈ちゃんも一緒に聞く?」
矢吹可奈
はい!かなもききたいですー!
エミリー
先生「うんうん、良い返事だね♪それと…」
北沢志保
じー…
エミリー
先生「くふふ~♪志保ちゃん?志保ちゃんも一緒に聞く?」
北沢志保
…!…うん♪せんせーのおはなし…ききたいです。
エミリー
先生「よーし、それじゃあ絵本、ゆきぽのおつかいを読んであげるね♪はじまりはじまり~♪」
(台詞数: 50)