永吉昴
十兵衛!家光暗殺を果たすため、お主が邪魔だ!ここで消えてもらう!
エミリー
永吉 昴……。永吉剣術の使いであり、亡き大納言様の剣術指南役。
エミリー
貴方が、幕府転覆を図るのでしたら……。
エミリー
いいえ。ここにいる私は、一人の剣客として、あなたと戦いましょう!
永吉昴
この戦いに、幕府とは関係なしか……。心得た。
エミリー
………
永吉昴
…………
永吉昴
…………うらぁ!
エミリー
ッ! (キィン!)
エミリー
ハァ! (キィン!)
永吉昴
………(ギギギギ…)
エミリー
………(ギギギギ…)
永吉昴
うぉおお!!
エミリー
!(キィン!)
エミリー
そこ!!
永吉昴
ぐっ!?
永吉昴
ぐっ!?………あぁ……
永吉昴
(ドサッ)
エミリー
……………。
永吉昴
監督「カーット!……OK!最高のシーンが撮れた!」
永吉昴
ふぅ…。エミリー、お疲れ!
エミリー
お疲れ様でした、昴さん。
永吉昴
斬られたオレが言うのもなんだけど、かっこよかったぜ!
エミリー
そ、そうですか?ありがとうございます!ちょっと恥ずかしいです…。
永吉昴
アクションシーンは、これで終わりだな。これで少しは、のんびりできそうだ。
エミリー
そ、そうですね……。
永吉昴
ん、なんか不満なのか?
エミリー
す、昴さん!私、一度でいいですから、斬られてみたいです!
永吉昴
おい…。お前は主役なんだから、斬られるシーンなんてあるわけないだろ…。
エミリー
私、このお仕事が入った時、あらゆる場面でも対応出来るように、色んな時代劇を見てきました。
エミリー
勿論、斬られ方も見様見真似ですけど出来ます。どうか私を斬ってください!
永吉昴
んなこと言われてもなぁ…。
永吉昴
監督「いいんじゃない、映像特典で、メイキングの1つとして採用してもいいかもね。」
永吉昴
あっさり許可しちゃったよ!
エミリー
ありがとうございます!やった♪
エミリー
それでは、私は うらぶれた浪人…、悪代官の用心棒の役をします。
永吉昴
こんな可愛い子が用心棒をするのか!…んじゃ、オレは暴れん坊の将軍様かな。
エミリー
それでは、始めます……。
エミリー
どぉれ…、あなた様に恨みはないが、やらせてもらいますぜ。
永吉昴
どりゃぁ!成敗!(ザシュー)
エミリー
ぐわぁ!?………うぐっ!
永吉昴
(うわ……、エミリーが放送できない表情をしてる。)
エミリー
うぐぐぐぐ……、
永吉昴
(突然、海老反り!?)
エミリー
ぐふ……(ドサッ……)
永吉昴
(頭から落ちたー!)だ、大丈夫か!?
永吉昴
……なんて幸せそうな顔して倒れてるんだよ。
エミリー
(これでまた、1つの夢が叶いました♪)
(台詞数: 48)