エミリー
仕掛け人様……。
エミリー
私、ずっと仕掛け人様の帰りを待ち望んでおりました。
エミリー
想いを募らせて、真心を秘めて作りました。
エミリー
仕掛け人様には、こちらの贈り物をお渡しします。
エミリー
皆様が無人島に、出発されてから、ずっと計画を考えてました。
エミリー
あの、受け取っていただけますか……。
エミリー
今回の政(まつりごと)は、飲料水や飴が続いてますから、
エミリー
きっと、他の甘味料も欲しているだろうと感じてましたので……
エミリー
……これは、私のほんの気持ちです
エミリー
私の血と汗と涙が入った。魂のこもったものばかりですよ
エミリー
その……
エミリー
ご迷惑……でしたでしょうか?
エミリー
いえ、薄々感じてました……
エミリー
私の好みに合わせただけですので、仕掛け人様の口に合うとは限りませんよね
エミリー
私……大和撫子、失格です。
エミリー
……
エミリー
……あ
エミリー
その…全部、受け取っていただけるのですか?
エミリー
ありがとうございます。嬉しいです…
エミリー
困りましたね……こういう時は、笑って、喜ぶはずなのですけど
エミリー
……涙が……止まりませんね……
エミリー
……仕掛け人様まで……凛々しい殿方のお顔が、台無しですよ……
エミリー
……。
エミリー
ありがとうございます。ええ……問題ありませんよ。
エミリー
では、あの舞台まで共に歩んでいただけるんですね?
エミリー
はい、仕掛け人様が望むのなら、不肖ながらエミリーがお供いたします
エミリー
この大舞台が終わりましたら、私と、その……
エミリー
添い遂げて……いただけませんか?
エミリー
いえ!忘れてください。これでは生死を別つ約束事になりそうですよね…?
エミリー
では、時間になりましたので、行って参りますね!
エミリー
仕掛け人様……。
(台詞数: 31)