リボンの約束
BGM
TOWN_RMX
脚本家
Կիշիրա
投稿日時
2014-09-12 21:08:55

脚本家コメント
ものすごく昔のドラマ「さいしょのさいしょのだいいっぽ」(作品番号33)の続編です。
そして後編へ続きます。

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双海真美
くぅ~!スライムかけご飯結構キツい!
如月千早
あ、真美。どうしたの?こんなところに呼び出して。
双海真美
あ、よくきたね千早お姉ちゃん。真美とお遊びしようよ!
如月千早
……え?何?もしかしてまたそんな事こんなところまで呼び出されたの?
双海真美
ほら!早く面白い遊び考えよーよ!
如月千早
え、ちょっと待ってね。しりとり……は、ここまで来て何だし例の指の遊び……は名前わからないし
如月千早
あ、マジカルバナナはどう?これでもあの遊びの発祥元は私よ。
双海真美
ここまで来てマジバナやるの?まあいっか、んじゃバナナ無いしリボンから始めよっか。
如月千早
なら私からね!リボンと言ったら春香!
双海真美
はるるんと言ったら……
双海真美
「天海春香と言ったら……何なんだろう?」
如月千早
……今度は何なのよ……
双海真美
「あ、プロデューサーさん……いつからそこに?」
如月千早
いえ、私は今来たところよ。準備が終わったなら、そろそろ帰るわよ。
双海真美
「あ……はい!わかりました!すぐに片付けちゃいますね!」
如月千早
……春香?
双海真美
「ほ、ほら!もうすぐ終わりますから。私ったら手間取っちゃって…て、きゃあ!」ガシャーン
如月千早
……春香。さっきの収録、何かあったの?
双海真美
「……そ、そんな事なかったです。ちゃんと……いつも通りに……」
如月千早
……少し、遠回りして帰りましょうか。
双海真美
…………それから数十分後。
双海真美
二人を乗せて揺れる車の中、助手席の私は窓を伝う水滴と、映る自分の顔を見ていた。
双海真美
「それで……その時、ディレクターさんに言われちゃって」
如月千早
「今日の君には天海春香らしさが足りない」ね。もって回った言い方だけど。
双海真美
「それから……ずっとその言葉がぐるぐるしてて……ぐすっ」
双海真美
「ごめんなさい……せっかく、プロデューサーさんが初めて私一人に任せてくれた仕事なのに……」
如月千早
それで……春香は、自分ではどう思うの? 今日は、何か違った?
双海真美
「……それは……多分プロデューサーさんが……」
如月千早
……私が居ないから、いつもの力が出せなかったの?
双海真美
「……プロデューサーさん……変わりましたね」
如月千早
そうかしら。
双海真美
「私が泣いたら……すぐに慰めてくれたのに……」
如月千早
……やっぱり、私は春香の近くを離れるべきじゃなかったわね。
双海真美
「……え、それじゃあ、今度からはずっと一緒に」
如月千早
私が現場にいたら、ディレクターに何か言われたくらいで泣き言なんて言わせなかったわ
双海真美
「え……プロデューサーさん?それはどういう……」
如月千早
春香……自分が何を言ってるか分かってるの?何で私があなたを一人で行かせたかわからないの?
双海真美
「プロデューサーさん、私一人じゃ無理ですよ!」
如月千早
春香!
双海真美
「……」
如月千早
あなたは、何のためにアイドルを頑張ってるの?
双海真美
「それは……プロデューサーさんのためですよ!プロデューサーさんがいるから頑張れて……」
如月千早
「それは……本気で言ってるの?」
双海真美
「……」
如月千早
……春香、あなたの家に着いたわよ。降りて。
双海真美
「え……あの、今日は収録の後打ち合わせをするって……」
如月千早
降りて。……今のあなたに何を言っても無駄みたいだから。また明日。
如月千早
あと……これ、この前のライブの映像が届いてたから、確認しといてちょうだい。
双海真美
「ぷ、プロデューサーさん!」
双海真美
離れていく車がもう見えなくなっても動けないまま……雨の中でまたあの言葉をつぶやいていた。

(台詞数: 50)