横山奈緒
たっだいまー!外さっぶ!ココアココア〜…!
北沢志保
……静かに帰ってくることはできないのかな、あの人
北沢志保
……ココアか、あとで私も飲もうかな
横山奈緒
は〜、事務所あったかい…お、志保やん。最近事務所でよぉ会うなぁ
北沢志保
お疲れ様です。偶然じゃないですか?それか、奈緒さんが暇かのどっちかです
横山奈緒
アンタはいつまでたっても私への扱いが雑なの治らへんのな
北沢志保
気が置けない関係、ということで
横山奈緒
ん、「気が置けない」って油断ならんみたいな意味やなかった?
北沢志保
気を使ったりせずに気楽に付き合える間柄、という意味です
横山奈緒
へー、知らんかった。物知りやなぁ、飴ちゃんあげよか?
北沢志保
いりませんし、このくらい知ってて当然です
横山奈緒
うわ、知らんかった私へのあてつけや
北沢志保
皮肉が通じるくらいには大人みたいで安心しました
横山奈緒
ぐぬぬ……いつかギャフンと言わしたるからな…
北沢志保
楽しみにしてます。……座らないんですか?ココア、冷めちゃいますよ
横山奈緒
隣に座ったら邪魔や言われそうで怖い
北沢志保
言いませんよ…というか、隣じゃなくても正面のソファが空いてるじゃないですか
横山奈緒
えー、なんか仲悪いみたいで嫌や
北沢志保
……じゃあ、隣に座ればいいじゃないですか
横山奈緒
えへへ、言わせたった言わせたった
北沢志保
……?
横山奈緒
ああ、ええのええの。私が勝手に優越感に浸ってるだけやから
北沢志保
まぁ、なんでもいいですけど
横山奈緒
そんじゃ、失礼します……
北沢志保
(げしっ)
横山奈緒
いった、背中ぶたれた…
北沢志保
なんで私の膝の上に座ろうとしたんですか?
横山奈緒
なんとなく…
北沢志保
……このブランケットお気に入りだから、あんまり汚したくないんですけど
横山奈緒
大丈夫大丈夫、もう座らへん。ていうかそれ可愛いな、猫やん
北沢志保
母が誕生日に買ってくれたんです。……なんでニヤニヤしてるんですか
横山奈緒
いやぁ、そういうの隠さへんようになってきたから、志保もちょっとは気許してくれてんのかなって
北沢志保
………まぁ、それなりには
横山奈緒
気ぃ置けへん関係やもんな
北沢志保
…そんな感じで、お願いします
横山奈緒
うりうり、可愛くなってこの子は〜
北沢志保
ちょ、もう、やめてください…!私、ココア入れてきます!
横山奈緒
あ、私ココアおかわり〜
北沢志保
自分で入れてください、もう…
(台詞数: 39)