横山奈緒
雨降りやなぁ、最近は降ってばっかりで嫌になるわ
横山奈緒
室内でやれること言うても、手元にある雑誌は読み尽くしてもうたし…
横山奈緒
あ、お菓子持ってきとったんやった!口も手も寂しい時は、まずお口からやな〜、むふふ
横山奈緒
えっと〜、確か今日のお菓子は〜…
横山奈緒
じゃじゃーん!おにぎりせんべい〜!
横山奈緒
いやー、これが東京のコンビニに売ってないって聞いた時にはビックリしたわ
横山奈緒
オカンに頼んで毎月ドカーンと送ってもらってるけど、食べ尽くしてしまったら我慢せなあかんし…
横山奈緒
今度銭湯巡りするときに、どっかの駄菓子屋さんとかに売ってないか見てこよかな
横山奈緒
うんうん、そうしよ。湯上りのお散歩はまた格別やしな
横山奈緒
雨降りばっかりでいつになったら気持ちよく銭湯行けるかわからんけどなー!うはー!
横山奈緒
いい加減反応してくれる!?
北沢志保
あ、お疲れ様です。いたんですね
横山奈緒
泣く……年下に泣かされる…
北沢志保
やめてくださいよ…私がひどい人間だなんて、根も葉もない噂が流れるじゃないですか
横山奈緒
ひどいことしてた人間ですけどね!
北沢志保
台本に集中するので静かにしていてくださいって、一人で盛り上がる前に言いましたよね?
横山奈緒
あれ、そやったっけ?
北沢志保
言いました
横山奈緒
うっかり
北沢志保
年上じゃなかったら台本で叩いてるところでしたよ
横山奈緒
心に暴力するんはええの?
北沢志保
心は傷ついているのが見えませんから
横山奈緒
そういう言葉で私の心は傷ついてるんやで?
北沢志保
私はストレスを感じました
横山奈緒
じゃあおあいこってことで、な?
北沢志保
……はぁ、もういいです。奈緒さん、言っても聞きませんから
横山奈緒
聞く聞く、聞くときは聞くで
北沢志保
いつになったらその時が来るのか教えてもらえませんか?
横山奈緒
ご飯おごってくれたりとかやね
北沢志保
年下にたかって恥ずかしくないんですか?
横山奈緒
ない!
北沢志保
清々しいほど堂々としたお返事、ありがとうございます。見る目が変わりました
横山奈緒
褒めてる?
北沢志保
わかりませんか?
横山奈緒
こわ、ちょっと笑顔なん怖っ。
北沢志保
怯えていてください。私は台本チェックをしているので
横山奈緒
えー、ホンマは読んでへんくせに
北沢志保
……どうしてですか?
横山奈緒
さっきから手が動いてへんもん。ぼーっと同じページ見とるだけや
横山奈緒
素直やないなぁ、奈緒さんとお喋りしたいならいくらでも付き合ったるで?
北沢志保
……
北沢志保
……おにぎりせんべいって、なんですか?
横山奈緒
あ、そっから?
北沢志保
見たことがないお菓子だったので、気になっただけです
横山奈緒
はいはい、暇なら暇って言えばええの
北沢志保
……まぁ、少しなら付き合ってあげてもいいです
横山奈緒
ん、ありがとぉ
(台詞数: 47)