北沢志保
あなたは…(ギリ…)!
黒井社長
???「憎しみの表情…いい顔ができるじゃないか。」
周防桃子
あなた…あの洋館で【アレス】を持って行った人…!?
黒井社長
???「覚えていたか。そちらはよく無事でいたものだな。」
周防桃子
覚えているよ。…半ば人形化した百合子さんを抱えて歩いてた変態さん。
黒井社長
???「ふん。挑発のつもりか?…本題に入ろう。」←懐からスイッチを取り出す。
周防桃子
!?まさか!
北沢志保
…!?
黒井社長
???「察しが良くて助かるよ。起爆装置…押すだけでドカン!だ。」
黒井社長
???「下手な動きをしても、指を少し動かすだけでスイッチは押せる。」
周防桃子
そう…。建物をピンポイントに破壊できる…あなたは爆弾の専門家なんだね?
黒井社長
???「そう認識してもらって構わんよ。…そいつは俺の自信作でね。」
北沢志保
可奈…離れて。お願いだから…。可奈「いや…!」
黒井社長
???「対象の心臓の電気信号を感知して作動し続ける。無理やり外せば、その時点で爆発する。」
黒井社長
???「対象に密着させるため小型だが、その娘は確実に砕けるし、この建物も半壊させられる。」
周防桃子
砕ける…って、あなたは…!
黒井社長
???「人を何だと思っている…か?…くだらない。他者など道具にすぎんよ。」
周防桃子
な…!?
黒井社長
???「そして、道具は最大限利用する。…娘、桃子といったか。石を受け取って持って来い。」
周防桃子
ふざけないで!誰が…!
黒井社長
???(無言で起爆装置を撫でる)
周防桃子
くっ…!瑞希「周防さん。ここは従ってください。…悔しい、のはわかります。」
周防桃子
…わかったよ。【ヴィーナス】と【デメテル】を持って行けばいいんだね?
黒井社長
???「【アルテミス】と【アテナ】も、だ。持っているんだろう?」
周防桃子
…え?瑞希「…なぜそれを?」
黒井社長
???「玲音には、周囲の状況が判断できるよう集音マイクを仕込んでおいた。…迂闊だったな。」
黒井社長
???「まあ、だからこそ俺が出張ってきたわけだがな。」
黒井社長
???「2つだけで事を収められてはかなわないからな。」
北沢志保
くっ!
黒井社長
???「今さら自決しようとしても押すぜ?」
周防桃子
瑞希「待ってください。…周防さん。」…わかってる。渡して。
北沢志保
どうして…。わたしは…。
周防桃子
あんな外道の言いなりになるのは癪だけど…
周防桃子
あんな外道の言いなりになるのは癪だけど…命は大切にしなくちゃ、ね♪
周防桃子
さあ、どうぞ。持って行ったら?
黒井社長
???「(チャラ…)ああ。確かに受け取った。じゃあな。」(スタスタ…)
周防桃子
ちょっと!爆弾を解除していきなさいよ!
黒井社長
???「うん?『解除できる』と言った覚えは無いぞ。」
周防桃子
な…!?
黒井社長
???「1度起動したら、俺でも解除できない。言わなかったか?」
周防桃子
静香「なんですって!」ふざけないで!!
黒井社長
(カチッ)
北沢志保
ぐ、ああ、あああ!?(ガクン)可奈「志保ちゃん!?志保ちゃん!」
周防桃子
志保さん!?何をしたの!
黒井社長
???「【爆弾】は任意の場所で爆発させられなければ意味がない!」
北沢志保
うあ…あ…!可奈「志保ちゃん!しっかりして!志保ちゃん!」
黒井社長
???「タイマーで起爆した爆弾は激痛を与えて動きを止める!」
黒井社長
???「爆発は30分後。見捨てるか楽にしてやるか、それとも全員死ぬか…好きに選べ!はは!」
周防桃子
待ちなさい!静香「逃がすものですか!」
黒井社長
(ピッ)\ドゴオッ!/静香「正面で爆発!?…足止め…くっ!」
(台詞数: 50)