北沢志保
__今日は仕事もレッスンも共に無い日だったので……
北沢志保
__プロデューサーのひと声でお父さんの御墓参りに行くことになったのですが…
北沢志保
__プロデューサーのひと声でお父さんの御墓参りに行くことになったのですが……はぁ..=3
北沢志保
P)どうした志保…私より社長と来たかったのか? 志保)…違いますよ…。
北沢志保
P)何時もより脚が重たそうだな? 志保)……分かりますか?
北沢志保
P)無駄な詮索はしない主義だが…お父さんの女性関係でお母さんと揉めたかな?
北沢志保
志保)……流石ですね…。 P)…なんかすまん。
北沢志保
いいえ…父の御墓参りに行くようになってから少し気が付いたことがあって…
北沢志保
P)ほぉ…どんな事だい? 志保)…昔、父は母以外の女の人を好きになって…
北沢志保
志保)…私達の前から姿を消したと最近になって聞かされました。 P)お母さんから聞いたのか…
北沢志保
はい…母も私がこの歳になるまで話すのを待っていたようだったのですが…
北沢志保
P)…何か志保が納得出来ない事でもあるのかな? 志保)…ええ。何故…
北沢志保
何故、父と一緒になった女の人は父の葬儀に来なかったのかと…
北沢志保
P)「そうか…志保は『追い返された』のを見て居なかったのか…」
北沢志保
P)志保… 志保)なんですか?
北沢志保
P)志保は…その女の人を許すのか?キミの父親を奪った女なのに? 志保)……。
北沢志保
もちろん、私も母と同じくらいにその女の人を許しはしませんよ……ただ…。
北沢志保
P)ただ…何かあるのか? 志保)はい…ただ、お焼香をすることさえ許されないのは…
北沢志保
P)私が見た所では志保のお父さん、お祖父さんの家系はそれなりの名家のようだからな…
北沢志保
P)ケジメというのが…しっかりとしているんだろうな。(私達が話をしていると喪服を来た女が…
北沢志保
P)(私の横を通り過ぎる極に会釈をして去っていったように見えた…)
北沢志保
志保)ですが…ひと時でも寝食を共にしていたんですから…。
北沢志保
志保)ですが…ひと時でも寝食を共にしていたんですから……あ/// P)志保は優しいな。
北沢志保
P)けどな?締めるところは締めないと家族も他人もごちゃ混ぜになってしまうだろう?
北沢志保
志保)えっと…事務所の仲間との関係みたいなものですか? P)事務所の仲間は…
北沢志保
P)お互いを理解し合えた者同士の集合体だからいいんだけど… 志保)…そっか……
北沢志保
私だけその人を理解出来たとしても、お祖父ちゃん達が駄目となれば…
北沢志保
志保)その人を理解したことにはならない… P)そういうこと…。
北沢志保
P)志保は人には出来ない特別な人生を歩んでいるんだ…だから…。
北沢志保
私には、そんな路から外れた人生を歩まないように…私を貴方が導いてくれるんですね…。
北沢志保
P)まぁ…私も時々ズレるから気を付けないといけないんだがな? 志保)その時は…
北沢志保
志保)その時は私が連れ戻します…私は母よりも強いですから。 P)御見逸れしました_| ̄
北沢志保
__彼と話を交わしながら父のお墓に着くと…お供えの花と線香が1束供えられていました。
北沢志保
志保)これは…
北沢志保
志保)これは…!まだ近くに?! P)…いや線香が半分灰になってる、近くには居ないよ。
北沢志保
志保)そう…ですか。 P)…お祖父さんも非情な人ではないらしいな。
北沢志保
志保)それは、どういう… P)ほとんど周囲の墓参りが履ける送り盆だけ…
北沢志保
P)墓参りを許したんだろう… 志保)じゃあ、私が来た時に時々供えられているのは…
北沢志保
P)人目を忍んでなんだろう…知っているのはお墓を管理する住職くらいなのかもな?
北沢志保
志保)……。 P)さっ、お父さんに挨拶して…
北沢志保
P)早く送ってくれと、ヤキモキしてると思うぞ? 志保)……はい。
北沢志保
お父さん…いつも遅くてごめんね?
北沢志保
……女の人とはお話が出来た?(直後、竹筒の花差しが一つグラッと傾く…)
北沢志保
ふふっ…お母さんに言っちゃおうかなぁ〜…。…冗談、内緒よ。
北沢志保
お彼岸に来れるかわからないけど…また来てね。…じゃあ。
北沢志保
P)もういいかな? 志保)はい…プロデューサーさんは?
北沢志保
P)うん…ちょっとだけ、挨拶して行こうかな?
北沢志保
P)(貴方が迷った道を私も歩かないように善処致します故…)南無南無…。
北沢志保
プロデューサーさん、最近気が付いたんですけど…私とプロデューサーさんが一緒に御墓参りする度
北沢志保
…ウチの「765バス(50人乗り)」が駐車場に止まっているんですかね?
(台詞数: 50)