高木社長
ハッハッハ!いや~、出掛け先で会うとは奇遇だね~
北沢志保
いいんですか?たまたま会っただけなのに、お茶なんてご馳走になって……
高木社長
あぁ、構わんよ。これぐらい、どうという事はない!
矢吹可奈
志保ちゃん志保ちゃん!ここのケーキ、どれもスッゴく美味しそうだよ~♪
北沢志保
あなたは少し自重なさい。この前も食べ過ぎたでしょ?
矢吹可奈
え~、せっかく765の社長さんがご馳走してくれるのに~
北沢志保
駄目よ。体調管理も仕事の内なんだからね
高木社長
ハッハッハ!いつ見ても、君達は仲がいいねぇ!
北沢志保
まぁ、ずっと一緒でしたからね。可奈とも……
北沢志保
まぁ、ずっと一緒でしたからね。可奈とも……静香とも
高木社長
そうだったねぇ。君達3人は、いつも一緒だった。私も、最上君とは長い付き合いだからね
高木社長
君達の事も、小さい頃からよく知っているよ
矢吹可奈
あ、店員さーん!このスペシャルフルーツタルト追加でお願いしまーす!
高木社長
アイドルトレーナーも、3人一緒に目指していたねぇ。それが、思わぬ形で潰えてしまったと……
北沢志保
その点については、後悔してませんよ。私が決めた事ですから。それに……
高木社長
………………
北沢志保
それに、実力は私よりも静香の方が上だと思ってます。彼女をアイドルトレーナーにした方が
北沢志保
本人にとっても、事務所にとっても良いと思ったので
高木社長
だから、北沢君は夢を諦め、静香君に夢を託したという事かね?
北沢志保
「託した」と言うとやや語弊がありますが、まぁそんなところですね
北沢志保
私としては、可奈が私の秘書になった事が、未だに納得出来ませんね……
矢吹可奈
(モグモグ)ん、呼んだ?
北沢志保
あ!あなたいつの間にタルトなんて頼んだのよ!?
高木社長
ハッハッハ!いやはや、ある意味最高の秘書なのだろうねぇ!
矢吹可奈
(ゴクン)はい!私は志保ちゃんが社長を継いだ時から、志保ちゃんのひちょっ……
矢吹可奈
……ひちょっ……ひ、ひちょっ……
矢吹可奈
………………
矢吹可奈
ひ!しょ!
矢吹可奈
ひ!しょ!に、なって支えるって決めましたから!
北沢志保
私を支える前に自分の滑舌をどうにかしなさいよ
高木社長
なるほど……しかし、やはりこういう話を聞くと、心が痛むねぇ
北沢志保
どういう事ですか?
高木社長
可能性のある若者が、何らかの理由で夢を諦めざるをえない……心が痛まないわけがないだろう
高木社長
現に、ウチにも1人いるからねぇ。そういう者が\ヨーシイイゾー!/
北沢志保
律子さんと私達とでは違いますよ。比べては失礼です\ガンバレー/
高木社長
しかしねぇ……\オースゲー!/
北沢志保
……さっきから騒がしいですけど、何なんですか?
矢吹可奈
多分あれだよ志保ちゃん!
北沢志保
んー?……テレビ?
高木社長
あぁ、律子君達のコンテストバトルだねぇ。確かテレビ放送もされると聞いたが
矢吹可奈
志保ちゃん!今、エキジビションマッチやってるよ!
北沢志保
あらそう。まぁ、私は興味ないから、別にいいわ
高木社長
観ないのかね?
北沢志保
結果は分かりきってますから。わざわざ観る事もないでしょう?
高木社長
ほほう……北沢君は、あの展開をすでに読んでいたと言うのかね?
北沢志保
……どういう意味ですか?
高木社長
静香君が善戦しているようだが?
北沢志保
!?
(台詞数: 48)