WANNA EAT MORE 05
BGM
嘆きのFRACTION
脚本家
CAPRI(かぷり)
投稿日時
2017-05-08 00:00:00

脚本家コメント
05ー異常ー
~前回のあらすじ~
可奈と志保は自主練習をしていたが
志保の練習姿を見て、可奈は違和感を
覚える。しかし、勘違いかもと思い
始めたとき、突然志保が可奈に襲い
掛かる!

コメントを残す
北沢志保
バタン!
北沢志保
「────痛っ!」
北沢志保
「あ、れ…?私、今まで何を?
北沢志保
「あ、れ…?私、今まで何を?それに、何故床になんか寝転んで……」
矢吹可奈
「……志保ちゃん?志保ちゃんなんだよね!?
矢吹可奈
「……志保ちゃん?志保ちゃんなんだよね!?私、矢吹可奈だよ!ね?わかる!?」
北沢志保
「……何を言ってるの?可奈は可奈でしょ?」
矢吹可奈
「……いつもの志保ちゃんだ!
矢吹可奈
「……いつもの志保ちゃんだ!よかった、本当によかったよぉ~」
北沢志保
「ちょ、ちょっと!いきなり泣き出りして、どうかし、た──」
北沢志保
「──それよりあなた、腕から血が出てるじゃない!
北沢志保
「──それよりあなた、腕から血が出てるじゃない!一体どうしたの!?すぐに手当てしないと!」
矢吹可奈
「……あ、うん。ありがとう。
矢吹可奈
「……あ、うん。ありがとう。でも、そこまで大きな怪我じゃないし、私は大丈夫だよ!」
矢吹可奈
「それより、今起きた事を覚えてないんだね?」
北沢志保
「えっ?それってなんの事…?」
矢吹可奈
「……志保ちゃんがね、
矢吹可奈
「……志保ちゃんがね、突然私に噛みついてきたんだよ」
北沢志保
「う、そ……
北沢志保
「う、そ……まさか食べるだけじゃなく、そんなことまで……」
北沢志保
言われるまで気が付かなかったけど──
北沢志保
言われるまで気が付かなかったけど──口の中にねっとりとした鉄のような味が確かにする……。
北沢志保
「……私のせい、よね。
北沢志保
「……私のせい、よね。可奈!あ、あの、なんて言ったらいいかわからないけれど、私っ!」
矢吹可奈
「ううん、私の事は気にしなくてもいいよ。
矢吹可奈
「ううん、私の事は気にしなくてもいいよ。それより今“食べるだけじゃなく”って言ったよね?」
北沢志保
「──っ!」
矢吹可奈
「志保ちゃん、教えて。昨日、あの後に何かあったんじゃないの?」
北沢志保
「そ、それは……」
矢吹可奈
「さっきの志保ちゃん、絶対に変だったよ。
矢吹可奈
「さっきの志保ちゃん、絶対に変だったよ。まるで、あのときのそらさんみたいに……」
北沢志保
「…………」
矢吹可奈
「志保ちゃん、お願い!1人で抱え込まないで!!私たち……
矢吹可奈
「志保ちゃん、お願い!1人で抱え込まないで!!私たち……仲間でしょう?」
北沢志保
「可奈……」
北沢志保
「そう、ね。実際、黙っていたから可奈に危険な目に合わせてしまった。
北沢志保
「そう、ね。実際、黙っていたから可奈に危険な目に合わせてしまった。本当にごめんなさい」
矢吹可奈
「志保ちゃん!じゃあ……」
北沢志保
「……ええ。私が知っている全て話すわ。
北沢志保
「……ええ。私が知っている全て話すわ。でも、これは本当に気味の悪い話よ。それでも平気?」
矢吹可奈
「うん、大丈夫だよ!
矢吹可奈
「うん、大丈夫だよ!だから、聞かせてもらえるかな?」
北沢志保
「…………わかったわ。
北沢志保
「…………わかったわ。あれは、昨日の夜中の事よ──」

(台詞数: 44)