北沢志保
__プロデューサーさんが律子さん達4人を病院に連れて来てどれくらいがだっただろうか…。
北沢志保
__不意に柱の時計に目を向けようとしたところで風花さんが待合室にやって来た。
百瀬莉緒
志保母)風花ちゃん、お疲れ様。 志保)お疲れ様です、風花さん…律子さん達は…。
豊川風花
一応の治療は終わりよ…けど、治療の一環で…それぞれ個室で寝て貰っているわ。
北沢志保
治療…で寝るんですか?
百瀬莉緒
志保母)催眠療法…だったかしらね?風花ちゃん?
豊川風花
はい。著しく興奮状態に高ぶってしまった精神を短時間で静める治療法です。
百瀬莉緒
志保母)私も詳しくは知らないけど、あの先生の十八番だもんね?
北沢志保
そうなんですか…あっ、プロデューサーさん。
豊川風花
P)風花さん、お疲れ様でした。 風花)先生はなんと?
豊川風花
P)治療で夕方まで寝させるようですから…風花さんと志保は先に事務所に戻って下さい。
百瀬莉緒
志保母)あら…志保の保護者は私ですよ?プロデューサーさん? P)あっ…何時もの癖で…
百瀬莉緒
志保母)志保はどうする? 志保)私は…あっ、そうだ…プロデューサーさん。
北沢志保
志保)ウチに来ませんか?夕飯を食べて行って下さい。 P)ああ…いいんですか?
百瀬莉緒
志保母)ええ是非…ご飯は人数が多い方が作りやすいですし…息子も喜びますわ。
豊川風花
風花)…では、私はこれで…。 志保母)あら、風花ちゃん。何処かご予定が?
豊川風花
いえ、事務所に報告しなくてはいけませんし…
豊川風花
P)それなら、さっき電話で終わりましたよ。社長も会社に無事着きましたし…
豊川風花
志保母)…何を遠慮しているの? 風花)いえ…遠慮というか…。
豊川風花
P)ああ、風花さん。さっき、先生が風花さんと話したい事があるとかで…
豊川風花
P)診察室でお待ちのようですよ? 風花)えっ…///(…と、ソソクサと診察室へ向かう風花)
百瀬莉緒
志保母)あら、そうなの(棒読み)志保、私も上がるから…プロデューサーさんと先に行ってて?
北沢志保
うん…プロデューサーさん、風花さん大丈夫ですか?
北沢志保
P)大丈夫。騒ぎを起こす様な二人には見えなかったよ。 志保)そうなんですか?
北沢志保
P)私の眼には「相棒」同士の二人にしか見えなかったなぁ…もしくはそれ以上なのかも…
北沢志保
志保)それ以上… 志保母)志保ぉ〜、今夜のメニューは?
北沢志保
麻婆茄子のグラタンに…ポテトサラダよ。
百瀬莉緒
志保母)え〜もうちょっと華はないのぉ〜?
北沢志保
作らない人はツベコベ言わない…しのごの言う人はご飯とお味噌汁だけね☆
百瀬莉緒
志保母)いいえ…志保様有り難く頂戴致しますm(_ _)m
北沢志保
志保)ったく…
北沢志保
志保)ったく…あっ/// P)なるほどなるほど…志保は普段そんな感じなんだ…。
北沢志保
すっ…すみません。普段から食に関して、母が頼り無いんで…。
北沢志保
P)まぁ、忙しい仕事だから仕方ないと思うよ。それだけ家族の中で重要なポストに居るわけだね。
北沢志保
志保)まぁ…そればかりでもないんですけどね。 P)ああ…そうだ。
北沢志保
志保)なんですか? P)猫さんのことだけど…
北沢志保
あっ…ありがとうございます。思い出してくれたんですね?
北沢志保
P)ああ…バタバタしてて、良い案がなかなか出なかったんだけど… 志保)はい…
北沢志保
P)私が替わりの「猫さん」を探してくるってのはどうかな?クリスマス会に騒がせた責任がな…
北沢志保
志保)それでは…プロデューサーさん手先が器用でしたよね? P)ああ…そこそこだけどな?
北沢志保
替わりの「猫さん」を作って下さい…もちろん、プロデューサーさんのオリジナルで…
北沢志保
P)まあ…出来なくはないが、私の手製でいいのか?
北沢志保
はい…プロデューサーさんのお手製がいいんです♪
北沢志保
P)わ…分かった。でも少し時間が必要だから待っててくれよ?
北沢志保
ええ…待ちます。
北沢志保
「待つのも…楽しみのひとつだしね♪」
北沢志保
P)じゃあ明日、生地屋に行って… 志保)ウチの近くにありますよ?
北沢志保
P)それじゃ、志保のウチに行く前に買って行くか?
北沢志保
じゃあ、生地を選ばせて下さいね?
百瀬莉緒
志保母)ったくも〜なんでリア充こんなに溢れてんのよぉ〜!
(台詞数: 50)