北沢志保
(ずっと、あの人みたいになりたかった。)
北沢志保
(初めてあの人のステージを見た時から、その光景が目に焼き付いて離れない。)
北沢志保
(ファンを、その他観客を、ライバルさえも魅了し、ステージの上で輝くその姿。)
北沢志保
(私もああなりたい。これは憧れ?好意?…ううん。きっと違う。)
北沢志保
(私はただ妬ましいんだ。あの人のことが。)
北沢志保
(普段はどこか抜けていて、ふわふわと掴み所が無くて、子供みたいで。)
北沢志保
(それなのに、ステージの上ではあんなにカッコいい。そんなのずるい。)
北沢志保
(だからいつか追い抜いてやろうと、見返してやろうと思った。)
北上麗花
…それで、私みたいになれたの?
北沢志保
全然です。歌もダンスも、まだ追いつけそうにありません。
北上麗花
実はね、私も志保ちゃんみたいになりたかったんだよ?
北沢志保
えっ、麗花さんも?どうしてですか?
北上麗花
初めて志保ちゃんのステージを見た時からかなぁ。
北上麗花
「ライアー・ルージュ」…あの歌を歌っている時の志保ちゃんを見て、胸がぎゅーってなって。
北上麗花
その時にね、「あんな風に歌えるなんて凄いなぁ。私もああなりたいなぁ。」って思ったの。
北沢志保
…それで、私みたいになれたんですか?
北上麗花
んー。自分じゃわかんないかなー。志保ちゃんはどう思う?
北沢志保
……………………。
北沢志保
そんなの…知りませんよ。
北上麗花
わーい!志保ちゃんが褒めてくれたー!もっと頑張ろーっと!
北沢志保
褒めてません!
北上麗花
ふふっ。…それとね、志保ちゃん。
北上麗花
志保ちゃんだって、全然追いつけてないなんてこと、無いと思うよ?
北沢志保
……本当にずるいです。自分だけ素直で。
北沢志保
……昨日の麗花さんの歌、とても感動しました。
北沢志保
あれが「私みたい」なのかはわかりませんが、前よりもずっと素敵です。
北上麗花
志保ちゃんの本音が聞けて、嬉しいな♪
北沢志保
何だか話し過ぎました。今日だけですからね、こういうのは。
北上麗花
うんうん。たまにはこう言うのも良いと思うよ。
北上麗花
「裸の付き合い」だもんね。
(台詞数: 30)