帰詩
BGM
Dreaming!
脚本家
Կիշիրա
投稿日時
2016-12-23 01:04:39

脚本家コメント
イメージを想像?????????
続きものです

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北沢志保
「ふうん」
北沢志保
夜。
北沢志保
私は言うがままに寝っ転がされて、その空を見上げていた。
大神環
「あれ、思ってた反応じゃない。そんなだった」
北沢志保
「そういうわけじゃないけど」
北沢志保
しまった。反応を間違えた。私は一生リアクション系の職業につけないと思った。
北沢志保
私はこういう、周りに灯りの無い場所にはよく行くのでやはりこういう夜空は知っていた。
北沢志保
確かにここはよく晴れていたのでよく見えたが、それでもなんというかその。
北沢志保
……いやそれにしても、せっかく見せてくれたのに今の反応は確かに無い。
北沢志保
「めちゃくちゃ感動したわ」
大神環
「時間差だ!」
北沢志保
それからしばらく。
大神環
「あれが俗に言う天の川」
北沢志保
「どれ?」
北沢志保
星座についてのレクチャーを受けていた。この子はこう言うのが好きらしい。
大神環
「あの白いモワモワっとしたやつ」
北沢志保
「あ、あれの事なのね。どこからどこまでが川なの?」
大神環
「モワモワっとしたところからモワモワっとしてないとこまでが川」
北沢志保
「天の川って隙間空いてるのね」
大神環
「それたまきも小っさい頃思った!」
北沢志保
この子のちっさい頃と同じ発想だった。
大神環
「三角形、どれか分かる?」
北沢志保
天の川すら知らなかった私ですら、それについてはなんとなく。
北沢志保
「デネブ、アルタイル、ベガ……だったかしら」
北沢志保
明らかに自己主張の強いあの3つがきっとそうだろう。
大神環
「んー、だいたい合ってる」
北沢志保
あれ、違ったかしら。
大神環
「デネブ、アルタイル、ベガと」
北沢志保
「と?」
大神環
「たまきを合わせて夏の大三角錐って言うんだって」
北沢志保
それは初耳だ。
大神環
「なーんて!実は嘘でした!」
北沢志保
……
北沢志保
「すっかり騙されたわ!」
大神環
「志保!今新しい星座考えた!」
北沢志保
「クリエイティブね」
大神環
「あれと、あれと、あれで」
北沢志保
「ちょっと待って。どれとどれとどれ?」
大神環
「志保座」
北沢志保
……
北沢志保
不意をつかれてしまった。
北沢志保
私に無い生き方をする子だ。私に無い物をきっと多く持っているのだろう。
北沢志保
……
北沢志保
「ちょっと待って私三角形なの?」
大神環
「イメージ」
大神環
「志保も、なんか作ってよ」
北沢志保
「……そうね。それじゃああれとあれとあれと、向こうのあれとあれと……」
北沢志保
私だって負けていられない。こういう時にセンスがも物を言うのだ。
北沢志保
繋げた星の線。そしてそれから感じるイメージを想像する。
北沢志保
「ほし座」

(台詞数: 50)