矢吹可奈
それでね、プロデューサーさんったらね―
矢吹可奈
『私は星梨花の上目づかいのためにこんなに育ったんだよ』って言って
矢吹可奈
そのあと、『これ以上大きくならないで星梨花~』って言いながら泣いてたの。
北沢志保
ふふ。あの人らしい。
矢吹可奈
ねー!それでそれで、それをみていた琴葉さんがね―
北沢志保
prrrr あ、ごめん、電話… パタパタ
矢吹可奈
あ、うん。
北沢志保
…はい。…はい…
北沢志保
…な!周りに人……んでしょうね!……
矢吹可奈
…今の着信音…麗花さん…だよね…
北沢志保
……はい…じゃあ、また…はい、夜に…
北沢志保
パタパタ ごめんね、可奈。…それで、続きは?
矢吹可奈
……最近、志保ちゃん優しいよね。
北沢志保
え、な、なによ…急に。
矢吹可奈
…なにかあったの?
北沢志保
な、なんでもないわよ…。
北沢志保
それより、可奈、そろそろレッスンの時間よ。急ぎましょう!
矢吹可奈
…うん!
矢吹可奈
(…志保ちゃん、変わったよ…)
矢吹可奈
(まえは、みんなの話、あんまり興味なさそうだった)
矢吹可奈
(それに…あの人の話になると…目が、キラキラしてるんだよ…)
矢吹可奈
(…〝なんにもない〟じゃ、ないんだね…〝なんでもない〟…)
矢吹可奈
(……なんだか……モヤモヤする……)
(台詞数: 23)