大人の味
BGM
おとなのはじまり
脚本家
ヒデ
投稿日時
2016-08-06 03:11:31

脚本家コメント
なんかごめんなさい。

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北沢志保
「もうすぐ夜が明けるわね…」
北沢志保
結局ほとんど眠れなかった。
北沢志保
身体はひどく疲れている筈なのに…逆に頭は冴え渡っていた為だ。
北沢志保
「はぁ…このまま起床時間まで横になっているのも辛いわね」
北沢志保
私はベッドから起き上がる。
北沢志保
その時になってようやく自分の身体が汗まみれになっている事に気付いた。
北沢志保
「最近、熱帯夜が続くわね。寝ていても暑くて仕方ないわ…」
北沢志保
後でシャワーを浴びよう。だけどその前に…
北沢志保
「まずは水分補給よね」
北沢志保
冷蔵庫を覗いてみる。麦茶やジュースもあるが…
北沢志保
「気分的にはコーヒーかな?」
北沢志保
作り置きされているコーヒーの入った容器を取り出す。
北沢志保
コーヒーなんて飲んだらますます眠れなくなりそうだが…それはもう諦めたから問題無し。
北沢志保
コーヒーをコップに注ぎ、ゴクリ。
北沢志保
「…苦い」
北沢志保
そういえばこれはブラックだとコーヒーを作った人物が言っていたな。
北沢志保
「よくこんなの飲めるわね」
北沢志保
私は周りから年の割には大人びていると言われる事がある。
北沢志保
それが精神的になのか肉体的になのか分からないけど…
北沢志保
どうやら味覚はまだまだ子供のようだ。
北沢志保
…そういえば静香が羨ましそうに私の胸を見ている時があるわね。
北沢志保
さて、このコーヒーをどうしようか。口に合わないと捨ててもいいが…
北沢志保
それも何か癪だな。
北沢志保
あたりを見回す。
北沢志保
「ミルクを入れれば少しは飲めるかな?」
北沢志保
そう思いコーヒーにミルクを入れて、ひと口。
北沢志保
「うっ…やっぱり苦いわね。まぁ、さっきと風味は変わったけど」
北沢志保
苦いのを我慢して一気に飲み干す。コーヒーが喉をつっかえながらも胃に収まる。
北沢志保
「ふぅ…」
北沢志保
空のコップを片付けていると窓の外が明るくなって来た。夜明けだ。
北沢志保
今日が始まる。勉学もお仕事も頑張らねば。
北沢志保
そう思っていると視界に動くものがあった。
北沢志保
「おはようございます、プロデューサーさん。よく眠っていましたね」
北沢志保
「…よく寝た筈なのになんだか疲れが取れない、ですか?」
北沢志保
「寝過ぎると余計疲れる事があるそうですよ。それじゃないですか?」
北沢志保
「さてと、プロデューサーさんも起きた事だし朝食の支度をしないといけませんね」
北沢志保
「でも、その前に…」
北沢志保
「2人共いつまでも全裸というのもなんですから服を着ましょうか」

(台詞数: 38)