音無小鳥
うん、今日の業務は順調順調。これなら、定時に帰れるかな。
音無小鳥
定時に帰れるなら、帰り道に居酒屋さんで夕食も食べちゃって、撮り溜めたビデオを観ようかしら。
音無小鳥
それとも思い切って、プチ贅沢なディナーをしに、着替えて出かけ直そうかな。
音無小鳥
人気店で、相席を求められる小鳥。冴えないサラリーマン風の男性と一緒になって……
音無小鳥
気まずい雰囲気だったけど、一皿目のサラダから話題が開けていって、気づけば2人は親密に……
音無小鳥
『貴女のような素敵な女性と出会えて、今日は良い夜です。もう少し、この夜を楽しみませんか』
音無小鳥
……そんなセリフを囁かれたりしたら、私もう……
大神環
ことり、ヒマか～!
音無小鳥
ヒャッ。た、環ちゃん、びっくりした。
音無小鳥
どうでもいいけど、今の呼びかけ、警察の窓際部署に遊びに来る課長みたいね。
大神環
たまき、なんだかよく分からないぞ。
大神環
それより、ことり、バスケしよ!ヒマなんでしょ。
音無小鳥
ごめんね、環ちゃん。電話がかかってくるかもしれないから、外には行けないのよ。
大神環
ちぇ～。つまんないの。
大神環
ちぇ～。つまんないの。だったら、歌を歌うぞ!
大神環
ことりは、歌を歌うお手伝いがすごくうまいって聞いたんだ!
音無小鳥
そうね。私も環ちゃんのお歌、聴きたいな。
音無小鳥
……でも、歌の「お手伝い」って何のことかしら。
如月千早
お早うございます、音無さん。
音無小鳥
お疲れ様です、千早ちゃん。でも今日は、オフの日じゃなかったかしら。
如月千早
ええ。でも家で自主練習するより、こちらに来た方が能率的だと考えました。
如月千早
音無さん、お時間ありましたら、練習に付き合ってください。
音無小鳥
練習に付き合うって……私が千早ちゃんに教えられることなんて無いわよ。
如月千早
いえ、伴奏をしてもらえればそれだけでいいんです。やはり生音を聞きながら歌いたいので。
音無小鳥
なんだか、二人の話がよく分からないんだけど……
大神環
あみに、「ことりはキーボードがうまい」って聞いたんだ。何か弾いてよ。
如月千早
私は真美に、音無さんのキーボードは一流だと聞いたもので……
音無小鳥
……それってもしかして、パソコンのキーボードのこと?
如月千早
……真美ったら。話を聞いた時、何か変だと思ってはいたのですが。
大神環
なんだ、ことりは楽器ひけないの。
音無小鳥
うふふ。楽器は弾けないけど、一緒に歌うことはできるわよ。
音無小鳥
千早ちゃん、そういうことで期待には沿えないわよ。誰かのレッスンに入れないか聞きましょうか?
如月千早
……いえ。せっかくですから、私も音無さんの歌、聴いてみたいです。
大神環
ちはや～。聴くだけじゃつまんないよ。歌お?
音無小鳥
たまには、こんなひと時もいいかもね。
音無小鳥
たまには、こんなひと時もいいかもね。それじゃあ歌は、「夢のヒヨコ」……
(台詞数: 36)