北上麗花
ヴーン…ヴーン…ヴーン…………
北沢志保
麗花さん。メールが届いていますよ?
北上麗花
うーん、今読まなきゃ駄目?
北沢志保
駄目です。お仕事の連絡だったらどうするんですか。
北上麗花
はーい……あっ、プロデューサーさんからだ。
北上麗花
……むむむっ!こ、これは!
北沢志保
何かあったんですか?
北上麗花
見て見て志保ちゃん!このメール!
北沢志保
えっと……特に変わった所のない、普通のスケジュール確認のメールですよね?
北上麗花
そうなの!プロデューサーさんったら、メールまで普通なの!
北上麗花
さすがザ・普通のプロデューサーさんだよね!
北沢志保
……はぁ。そんな事でびっくりさせないでくださいよ。
北沢志保
普通なのがそんなに良いんですか?
北上麗花
もちろんだよ。普通が一番って言葉もあるじゃない?
北上麗花
私、昔から人に「変わってるね」って言われることが、よくあったの。
北上麗花
だから、コンプレックス?って言うのかな?普通の人に憧れているんだ。
北上麗花
あーあ、私も普通の人だったらなー。
北沢志保
…でも、良いこともあるじゃないですか?
北上麗花
えっ?良いこと?
北沢志保
はい。私たちはアイドルで、アイドルは個性が大事です。
北沢志保
麗花さんの変わっているという個性、アイドルとしては十分な強みですよ。
北上麗花
……そっか。私、アイドルに向いているんだね!
北沢志保
言っておきますけれど、個性の話ですからね。歌やダンスはまた別で…。
北上麗花
ありがとう!志保ちゃん!(ぎゅつ!)
北沢志保
ちょ、いきなり抱きつかないでくださいよ、もう…。
北上麗花
えへへー♪
北沢志保
まったく…あ、そうだ。前々から言おうと思っていたことがあるんです。
北上麗花
何かな何かな?
北沢志保
はい、これ、つい先ほども思ったことなんですよ。
北沢志保
麗花さん、自分のことを普通じゃないみたいに言っていますけれど…
北沢志保
ベッドの上だと結構普通ですよ?
北上麗花
ッ!?
(台詞数: 32)