北沢志保
もしも私に父がいたら…
北沢志保
今頃私は反抗期だったのかな…
北沢志保
もしも私に父がいたら…
北沢志保
もうちょっと明るい性格の女の子になっていたのかな…
北沢志保
もしも私に父がいたら…
北沢志保
弟の存在を少し煩わしいと思ってしまっていたのかな…
北沢志保
もしも私に父がいたら…
北沢志保
きっと私は等身大(ありのまま)の私だったのかな…
北沢志保
それとも私に父がいないから…
北沢志保
いまの私が、等身大の私なのかな…
北沢志保
もう一方の私を、私は知らないから…
北沢志保
その答えはいつまでたっても出てこないもの…
北沢志保
そんなことはわかっている
北沢志保
わかっているから…
北沢志保
瞳を閉じてあの日を想うんです…
北沢志保
私の知らない遠い場所…
北沢志保
手を伸ばしても決して届かない遠い場所へ消えてしまう、大きくて小さな背中…
北沢志保
その温もりと…
北沢志保
その匂いと…
北沢志保
当たり前の幸せを享受できた日々
北沢志保
夢であるように…
北沢志保
永久に輝くように…
北沢志保
小さな拳を握りしめて、俯いたまま…
北沢志保
何度もその言葉を繰り返すんです…
北沢志保
でも…
北沢志保
ふと思うんです
北沢志保
そんな日々を今でもずっと送れていたら…
北沢志保
私は、恐らくアイドルになろうとは思わなかったって…
北沢志保
あなたがいないから…
北沢志保
いまの私がここにいて…
北沢志保
あなたがいてくれたから…
北沢志保
いまの私がここにいるんじゃないかって…
北沢志保
一抹の期待と不安が降り注ぐこの舞台袖に…
北沢志保
等身大のアイドルが…
北沢志保
等身大の私がいられるのは…
北沢志保
あなたのお陰なんだって…
北沢志保
そんな私だけの仮定法を心の奥にそっとしまって…
北沢志保
私は輝くステージに向かって、もう一度歩き出す
北沢志保
「……私は一人でも大丈夫ですから。それじゃ」
(台詞数: 39)