黒井社長
P「二人ともオフの日に呼び出して悪かったな。」
北沢志保
いえ、大丈夫です。それよりお話しというのは…
黒井社長
P「実はな…二人の全国ライブツアーをやることが決定したんだ!」
矢吹可奈
………!
北沢志保
ほ、本当ですか!?
黒井社長
P「あぁ、単独ライブの評判が特によくてな、各地方でもやってほしいという声も多かったんだ。」
黒井社長
P「志保の歌もそうだが、可奈のダンスも是非生で見てみたいと声も多かったぞ。」
北沢志保
………やったね、可奈。
矢吹可奈
………♪
黒井社長
P「可奈の件だが、一応ライブの詳細には歌うことが出来ないと表記はしておくが」
黒井社長
P「万が一治るときもあるからな、その時はサプライズということしておいた。」
黒井社長
P「それにしても…(志保を見る)」
北沢志保
?
黒井社長
P「志保…ずいぶんと可愛らしい格好をしてるな。」
北沢志保
えっ?ああ!?猫耳外し忘れてた!私…これで外歩いてたんだ(ズーン)
矢吹可奈
(にやにや)
北沢志保
可奈…あなた気づいてたんなら教えなさいよー!!
矢吹可奈
………♪
黒井社長
P「はは、二人ともすっかり仲良くなって俺もホッとしたよ。」
矢吹可奈
………!
矢吹可奈
『志保ちゃん、私そろそろリハビリの時間だからいくね。今日は楽しかったよ。』
矢吹可奈
『全国ライブツアー、頑張ろうね。』
北沢志保
そうね、二人で最高のものを作り上げましょう。またね、可奈。
矢吹可奈
(バタン)
北沢志保
プロデューサーさん、私もこれで失礼しますね。
黒井社長
P「いや、志保にはもう一つ大事な話があるんだ。」
北沢志保
ライブツアーのほかにですか?
黒井社長
P「………志保に海外からのオファーが来てるんだよ…。」
北沢志保
海外から!?でもどうして…?
黒井社長
P「たまたまな、単独ライブの時に海外からお偉いさんが見に来てたみたいでな」
黒井社長
P「それで是非にとお願いされたんだ。」
北沢志保
そうなんですね。だったら早く可奈にも教えないと…
黒井社長
P「それなんだが……オファーを受けたのは……志保だけなんだ。」
北沢志保
………えっ?
黒井社長
P「残念ながら…可奈は一緒には行けないんだよ…。」
北沢志保
そんな……
黒井社長
P「返事はすぐに出さなくてもいいからな。オファーがあったってことを頭に入れておいてくれ。」
北沢志保
ちなみにですけど…いつまで返事を出せばいいんですか?
黒井社長
P「………全国ライブツアーの最終日がタイムリミットだ。」
北沢志保
そうですか…。
北沢志保
あの…可奈には言わないでもらってもいいですか?
北沢志保
私も…色々考えたいので…。可奈には私の方から伝えておきますから。
黒井社長
P「そうか、わかった。よく考えて返事を出してくれ。」
黒井社長
P「向こうに行ったらしばらくはこっちには戻ってこれないからな。」
北沢志保
はい、わかりました。失礼します。
北沢志保
………。
北沢志保
私……どうしたらいいんだろう…。
(台詞数: 47)