『声を失くした少女』7話
BGM
TOWN_RMX
脚本家
れみす
投稿日時
2016-05-25 20:53:07

脚本家コメント
第7話「ブレイク」
春の音楽野外フェスに参加した【Kocona】の二人。
見事ライブを成功させたのだが、二人はあまりの緊張でライブが終わるとその場で疲れ果ててしまった。
そして、あの日以降二人の仕事に変化がでてくるように…
NEXT→「順調」
ここから話が一気に進みます。
細かく書いていくと話が長くなってしまうので…

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黒井社長
司会「さぁ、本物そっくりに作り上げた偽物のプチシューは残り一つ」
黒井社長
司会「果たして【Kocona】のお二人は見極めることができるのか!?」
北沢志保
(頼んだわよ、可奈…)
矢吹可奈
………。
矢吹可奈
本物は…これだぁ!(バァン)
黒井社長
司会「本当にそれでいいんですね?」
矢吹可奈
はい、これで間違いないです。
黒井社長
司会「それでは可奈さん。本物なら食べることが出来るはずです。口へお運びください。」
矢吹可奈
いただきま~す♪
黒井社長
司会「果たしてどうなのか!?」
北沢志保
(ドクン…ドクン…ドクン…)
矢吹可奈
う~ん…
矢吹可奈
う~ん…美味しいー!!!
黒井社長
司会「お見事です!!【Kocona】のお二人は全問正解しました。」 \わぁあああああ/
黒井社長
司会「以上、目利きの達人『本物はどれ?』のコーナーでした!」
黒井社長
………。
黒井社長
スタッフ「はい、お疲れさまで~す。」
黒井社長
スタッフ「いやぁ初めてとは思えない出来だったよ、お疲れ様。また次もよろしくね。」
矢吹可奈
はい、ありがとうございました!お疲れ様です!
北沢志保
ふぅ…お疲れ様、可奈。
矢吹可奈
志保ちゃんもお疲れ様~。
矢吹可奈
すごいよね。あのライブから一気にお仕事が増えたんだもんね。
北沢志保
そうね…。
矢吹可奈
どうしたの?お仕事増えて嬉しくないの?
北沢志保
あ…ううん違うわよ。仕事自体増えることはもちろん嬉しいわよ。ただ…
矢吹可奈
ただ…?
北沢志保
あの時のライブ…正直あまり覚えてないのよ。
矢吹可奈
あはは…実は私もあまり覚えてないんだ。あの時はただ必死にやってたからね。
北沢志保
プロデューサーさんが言うには応援したくなる何かを感じたって言ってたけど…本当かしら?
矢吹可奈
きっと本当だよ!だってお仕事だってこ~んなに増えたんだもん。
北沢志保
ふふ、可奈が言うならそうかもね。でも今度はちゃんと私達の記憶に残るライブにしないとね。
黒井社長
P「お~い、可奈に志保ー。迎えに来たぞー。」
北沢志保
今は与えられた仕事をこなしましょ。そうすればきっと次に繋がるって私は信じてるから。
矢吹可奈
うん!私、頑張っちゃうよ!
黒井社長
P「二人して何話してたんだ?」
矢吹可奈
えっとですね…志保ちゃんともっとも~っと頑張るって話をしてたんです!
北沢志保
まぁ…そんな感じですね。
矢吹可奈
私、志保ちゃんのことはパートナーであり、ライバルだと思ってるんですよ。
北沢志保
あら、そんな風に思ってたのね。それなら私も可奈に負けないようにしないと。
黒井社長
P「そうか。なら俺も頑張らないといけないな。期待してるぞ二人とも。」
矢吹可奈
可奈・志保:はい!
北沢志保
【あの時のフェス以来、『Kocona』の仕事は増えていき、私達は一躍売れっ子になった】
北沢志保
【たまにミニライブも行いながら新曲もリリース、CDも2枚…3枚と次々に出していき…】
北沢志保
【そして…僅か1年も経たないうちに私達の念願だった】
北沢志保
【『Kocona』の単独ライブを開催することが決定した。】

(台詞数: 45)