矢吹可奈
志保ちゃ~ん…私達のCD売り上げあんまりよくないみたいだね…。
北沢志保
仕方ないわよ。私達ほぼ無名だったんだから。むしろよくCDを出したと思うわよ。
矢吹可奈
そうだけどさぁ…。
北沢志保
ほら、そんな愚痴言ってないで今できることをやらないといつまでたってもできないわよ。
矢吹可奈
ふぁ~い…。
黒井社長
(バァン)P「はぁ…はぁ…二人ともいるか!」
矢吹可奈
いますよ~…
黒井社長
P「今日はいいニュースを持ってきたぞ!…悪いニュースもあるけどな。」
北沢志保
何ですかそれ…?とりあえず聞かせてください。
黒井社長
P「なんと!毎年行われる春の音楽野外フェスに二人とも参加することが決まった!」
矢吹可奈
本当ですか!?
北沢志保
でもなんで無名だった私達が?
黒井社長
P「そのフェスには新人アイドル部門というのがあるみたいでな。この前に営業に行った時に」
黒井社長
P「主催者の方が二人のCDをえらく気に入ったみたいで是非出てみないかって言われたんだ。」
矢吹可奈
すご~い。私、出てみたいです。
北沢志保
……悪いニュースってなんですか?
黒井社長
P「………」
黒井社長
P`「そのフェス何だが…1週間後に開催されるんだ。」
矢吹可奈
1週間後!?
北沢志保
それってほとんど時間がないじゃないですか!?
黒井社長
P「二人は急な参加という形だから時間もあまりなかったんだ。すまん!」
北沢志保
はぁ…まぁ、せっかくのチャンスですからね。無駄にはできないか…。
北沢志保
可奈!やるからには徹底的にやるわよ!私達の実力、見せつけてあげるんだから!
矢吹可奈
うん!私達一生懸命頑張っちゃいますからプロデューサーさんは精一杯応援してくださいね♪
黒井社長
P「そうか。急で申し訳ないが二人ならきっとできると信じてるからな。」
矢吹可奈
よ~し、やる気ぜんか~い♪全身全力で頑張っちゃいま~す♪
黒井社長
~そしてフェス当日~
黒井社長
\わーわー/\がやがや/\ざわざわ/
矢吹可奈
すごい数のお客さんですね…。
北沢志保
………。
黒井社長
P「二人とも大丈夫か?」
矢吹可奈
だ、だだだだいじょうぶですよ。二人であんなに練習したんですから…。
黒井社長
P「可奈…分かりやすい緊張の仕方してるな…。志保はどうだ?
北沢志保
………。
黒井社長
P「志保?」
北沢志保
あ…は、はい。何でしょうか?
黒井社長
P「(小刻みに足が震えてるな…無理もないか。いきなり大舞台に立つんだもんな)
黒井社長
???可奈ちゃ~ん!志保ちゃ~ん!
(台詞数: 38)