矢吹可奈
ぜぇ…はぁ…ぜぇ…ぜぇ…
矢吹可奈
はぁ…はぁ…こんな事なら…もっと運動しておくんだったな…(パァーン)
矢吹可奈
(終電が行ってしまう。彼女の誕生日に合わせて上京して楽しくハッピーバースデー♪)
矢吹可奈
(サプライズと思って黙って来たのは浅はかだった。彼女の部屋には男物の下着が干してあった)
矢吹可奈
(遠く離れて暮らすようになってもうすぐ一年…ほったらかしにしてた訳じゃない)
矢吹可奈
(伏し目伏し目にはデートもしたし、プレゼントもした。彼女の心は…ここにあると思ってた)
矢吹可奈
(彼女に黙って合鍵で忍び込んだ部屋で…彼女の新しい生活を見ることになるなんて…)
矢吹可奈
(元々釣り合ってないのは分かってた…ひょっとしたらずっと片想いだったのかも…)
矢吹可奈
(もう新幹線にも間に合わないし…マンガ喫茶にでも泊まろうかな…)
矢吹可奈
…!着信…(志保ちゃんからだ…)ピッ
北沢志保
『もしもし…可奈?少しだけ…良い?』
矢吹可奈
うん、今なら大丈夫だよ(まあ終電逃してブラブラしてるだけだしね)
北沢志保
『…忙しいのにごめんね。可奈の声が聞きたかったの。あの…』
矢吹可奈
どうしたの?
北沢志保
『私は…可奈の事、好きよ。愛してる。可奈はどうなのかなって…』
矢吹可奈
私は…
矢吹可奈
(当然、愛してる。じゃなきゃ二時間半かけて大阪からなんて来ない。でも…)
矢吹可奈
誕生日…おめでとう…じゃあ
北沢志保
『待って!会いたい…会って話がしたいの…』
矢吹可奈
(別れ話…)今からでも良い?
北沢志保
『えっ!?今?今どこにいるの?』
矢吹可奈
志保ちゃん家の近くだよ。駅の所。
北沢志保
『嘘…嬉しい…可奈に会えるのね。私これからそっちに向かうわ(ピッ)』
矢吹可奈
あ、切られちゃった…
矢吹可奈
でもなんで嬉しそうだったんだろ…?そっか、別れられるのが嬉しいのかな…
矢吹可奈
よし、はっきり言ってやるぞ!二股なんか許せない!別れてやるって!
矢吹可奈
(…言えるかな)
北沢志保
はぁ…はぁ…可奈!?
矢吹可奈
志保ちゃん!
北沢志保
可奈!会いたかった!(ひしっ)
矢吹可奈
志保ちゃん…ん?
矢吹可奈
少し太った?
北沢志保
会って一言目がそれ!?もう!
矢吹可奈
あはは…まあ、それくらいの方が健康的で良いよ
北沢志保
あのね…できちゃったみたいなの…
矢吹可奈
何が?
北沢志保
可奈と私の…♪三ヶ月だって…
矢吹可奈
うそ♪えっ!?えっ!?あ～あの時か～♪
北沢志保
ずっと言いたかったんだけど…可奈になんて言われるか心配だったから…
矢吹可奈
なんですぐに言ってくれないのさ!?おめでとう志保ちゃん!
北沢志保
うん…ありがとう。可奈も…おめでとう
矢吹可奈
うん、うん!
矢吹可奈
あ、じゃああのパンツは何だったの…?
北沢志保
パンツ?ああ…女の一人暮らしは危ないからって…可奈が干しとけってくれたやつのこと?
矢吹可奈
あはは…そうだったね(棒)
矢吹可奈
最高の誕生日プレゼントだね♪女の子がいいな～♪志保ちゃん似で絶対可愛いよ～♪
北沢志保
ふふふ…可奈似の可愛い男の子も捨てがたいわね♪でも…
北沢志保
その様子だと私の誕生日プレゼントはないのね…ハァ～
矢吹可奈
ごめんね…明日買いに行こ?ね?あ、赤ちゃんの用意も買わなくちゃ!?
北沢志保
ふふ…気が早いわね♪よろしくね、貴方♪
(台詞数: 50)