北沢志保
後10分…。日付が変われば私の誕生日だ。
北沢志保
誕生日…。自分の誕生日がこんなにも楽しみなのはいつぶりだろう。
北沢志保
今日事務所のみんなが話しているのを耳にして、私はどうしようなく嬉しくなってしまった。
北沢志保
可奈「明日は志保ちゃんの誕生日〜♪私が一番にお祝いするんだぁ〜」
北沢志保
星梨花「ダメですっ!一番におめでとうって言うのは私なんですからー!」
北沢志保
静香「ふ〜ん。甘いわよ二人とも!残念ながら、一番は私がもらうから。」
北沢志保
翼「へへーん!一番は私だよっ!だって、今から言いに行っちゃうからねー。」
北沢志保
P「おいおい。フライングはだめだろ翼。ちゃんと明日になってから言わなきゃ。」
北沢志保
育「私だって!今日は12時まで頑張って起きて、おめでとうってする!」
北沢志保
麗華「私は多分寝ちゃうから〜プレゼントで勝負!喜ぶ顔が目に浮かぶ〜♪」
北沢志保
美奈子「それより!明日はちゃんとお店に連れてきてね!料理沢山用意しとくからっ!」
北沢志保
………
北沢志保
……
北沢志保
…
北沢志保
一応私に聞かれないようにしてたみたいだけど、丸聞こえ。
北沢志保
みんなが私の事を考えてくれてる、それだけで本当に嬉しい。
北沢志保
後5分…。明日はどんな顔をしてればいいのかな。
北沢志保
きっと嬉しくて楽しくて、一杯笑っちゃうよね。
北沢志保
早く明日にならないかな。早くみんなの顔が見たいな。
北沢志保
我ながら、こんな事を考えている自分が信じられない。
北沢志保
独りがいい、独りが好きだと思っていた。でも、そんな私を独りにはしてくれなかったみんな。
北沢志保
気付いたらそんな自分はどこかにいっていた。みんなと一緒がいい、今はそう思う。
北沢志保
後3分…。みんなからのメールを待っているのがちょっと照れくさい。
北沢志保
個性豊かなみんなのことだ。きっと面白いメールをくれるんだろうな。
北沢志保
メールを見たらきっと、嬉しくなって余計みんなの顔が見たくなってしまいそう。
北沢志保
どうにも心が浮ついてしまう。今日は寝れるかな?
北沢志保
後1分…。あ、翼からメール…。
北沢志保
結局フライングしてしまう、おっちょこちょいで可愛い友達に、笑いが溢れる。
北沢志保
あれ、麗華さんからも…。あ、プロデューサーさんまで!
北沢志保
もう。みんなおっちょこちょいなんだから。
北沢志保
…もう少しで私の誕生日。きっと今までで一番楽しい誕生日。
北沢志保
少しくらい、私もはしゃいじゃってもいいよね。
北沢志保
さっきからしきりに携帯が鳴っているけど、もうちょっと我慢。
北沢志保
3…
北沢志保
3…2…
北沢志保
3…2…1…
北沢志保
3…2…1…おめでとう。私。
(台詞数: 37)