嘘なんてつかなくても
BGM
絵本
脚本家
笹がきゴボウ
投稿日時
2016-01-17 23:59:48

脚本家コメント
志保、誕生日おめでとう。
生まれて来てくれて
ありがとう。
自分が最初にドラマシアターを書き始めた
理由は、劇場版で憎まれ役になった志保を
「ホントはこんな可愛い面もあるんだよ」
と皆に知らせたくて筆を取ったんだった。
そんな事を思い出しながら作りました。
うわ思いっきりフライングしてんじゃんw
こんなツメの甘いダメPだけど
これからも宜しく。
って...あれ?志保...志保さん?
ちょっ待って、置いてかないで
ドラマシアターアワード パーティーサイド!
お題投稿ドラマhttp://mcom.gree.jp/community/view/5643923

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北沢志保
「プロデューサーさんなんて大嫌いです。」
北沢志保
ステージを終え、控え室に戻って来た志保と目が合うや否やお疲れ様より先に飛んで来たのがコレ
北沢志保
ハンマーで地面深くに打ち込まれたような衝撃だった
北沢志保
大嫌い?...え?大っ嫌いって言った今。ダレがダレを?志保が...俺を!?ホワイ???
北沢志保
俺は何か志保に嫌われる様な事をしたか?胸に手を当て自問自答してみるが全く身に覚えが無い
北沢志保
志保のプロデュースを初めて3年目これまで様々な仕事をし、時には困難にぶつかる事もあったが
北沢志保
その度に2人で考え乗り越えて来た。仕事の間柄とは言え信頼関係は確かにあったハズだ
北沢志保
『私も、もっとさわやかに笑ったほうがいいんでしょうか…?どうやったら、笑えるのかな…』
北沢志保
行き詰まり、解決の糸口を探して悩みを打ち明けてくれた時には真剣に向き合ってきたつもりだ
北沢志保
アイドル学園の女王役に抜擢された時は心配でよく現場に行き志保に『集中できないんですけど』と
北沢志保
たしなめられもしたが走り回った甲斐あって演技の楽しさを つかんでくれた様だったし
北沢志保
当時は自分の力で乗り越えなきゃと気を張っていたが、アイドルスペースウォーズの撮影現場を通し
北沢志保
映画はみんなで作るもの。そして周りに頼る大切さも覚え、お陰で最高のクランクアップを迎えれた
北沢志保
『険しい表情を保つためにネコのキーホルダーは封印です。プロデューサーさん持っていて下さい』
北沢志保
『や、やっとヒットが打てました。あの全然打てなかった私を辛抱強く使ってくれて、ありがとう』
北沢志保
『プロデューサーさん、これ着てみてください。おじさん達から、ハッピを借りてきたんです。…』
北沢志保
『うん、これで少しは頼もしくみえますよ。』
北沢志保
『「わたしウサギメイドさん。ご主人のクマP様にお仕えしているの」こんな感じでどうでしょう』
北沢志保
『な、なんで笑うんですか!?』
北沢志保
『きゃっ!?..ぷ、プロデューサーさん?もう、脅かさないで!!!本当に怖かったんですから』
北沢志保
プロデューサーさんに見守ってもらえていると、それだけ安心します...変ですよね、私...。
北沢志保
『運動は苦手だけど、マウンテンバイクは得意かも...。』
北沢志保
『そんな新しい私を見つけてくれたのは、多分プロデューサーさんだから..その..ありがとう』
北沢志保
『コーヒー、用意しておきました。きっと口の中が甘くなってるでしょうから..差し入れです。』
北沢志保
『ずっと、ひとりで頑張るのが当たり前だと思っていました。でも最近はチームで頑張る楽しさが』
北沢志保
『...こっち見ないで下さい....。』
北沢志保
『頑張って...ペンギンさん...頑張って...立ち上がって...こっちだよ..おいで!』
北沢志保
『わぁ...やったね!ペンギンさんこれでもう大丈夫だよ!ふふっ...よかったぁ...』
北沢志保
『まだ、素直にはなりきれないけど..努力はしてますから。その..見守っていて下さいね?』
北沢志保
走馬灯のようと言うのだろうか?今までの志保との思い出がフラッシュバックで蘇る
北沢志保
あぁ...俺はプロデューサー失格だ、知らない内に志保の存在がこんなに大きくなっていたなんて
北沢志保
志保から貰ったケーキやチョコを腐らない様に処理を施し大事にしていたのが良くなかったのか!?
北沢志保
防腐か?防腐が駄目なのか!? けど志保から貰ったものを食べるだなんてもったいなくてだな
北沢志保
「あ、あのプロデューサーさん?」
北沢志保
不意に呼びかけられ、顔を上げて始めて自分がうなだれていた事に気が付いた
北沢志保
まだステージの熱が引き切っていないのか火照った顔が少し曇る。
北沢志保
「もしかして、ライブ前に私が送ったメール...まだ読んでくれていませんか?」
北沢志保
メール?そう言えばライブ映像を収録する仕事の邪魔になるからと開演前に電源を落としたままだ
北沢志保
志保に背を向け急いで携帯を立ち上げる。程なくして志保からの 未開封メールの通知
北沢志保
件名:お疲れ様です。 本文:ライブが終わったら控え室に来て下さい。お話があります。
北沢志保
本文:ライブが終わったら控え室に来て下さい。お話があります。なお、控え室で私が話す言葉は
北沢志保
に来て下さい。お話があります。なお、控え室で私が話す言葉は
北沢志保
なお、控え室で私が話す言葉は
北沢志保
. 全て反対の意味です。
北沢志保
トッ、と背中に当たったものが志保の額だと分かるのに時間はかからなかった。
北沢志保
「本当に.....大嫌いですから....」絞り出す様に発された声に胸が締めつけられる。
北沢志保
あぁ、俺は志保のプロデューサー失格だ。こんなに近くで見ていたはずなのに分かっていなかった
北沢志保
背広の裾を引く手が微かに震えていた、振り向かずに後手で彼女のきめ細かい指を探り当て、呟いた
北沢志保
「ーーーーーーーーーー」
北沢志保
「ーーーーーーーーーー」

(台詞数: 50)