北沢志保
我が家には大晦日でテンションが上がっている駄神というべきお稲荷さまがいます。
矢吹可奈
志保ちゃん、今年も今日1日で終わりだよ。
北沢志保
そうね、早いものね。
矢吹可奈
夜は紅白にゆく年くる年だね。
北沢志保
ダウンタウン見る人も多いみたいだけど…我が家では紅白よね。
矢吹可奈
今年はμ＇sが出るんだよ。南條さんが出ないのは残念だけど。
北沢志保
仕方ないわよ。それより夕食のお鍋が出来たわ。テーブルの上に運ぶわね。
矢吹可奈
あ、鍋敷きあるからこれ使って。
北沢志保
ありがとう。
矢吹可奈
大晦日といったらお鍋だよね。で、これは何てお鍋?
北沢志保
きつね鍋よ。
矢吹可奈
へ…
北沢志保
ほら、油揚げがいっぱい入っているでしょ。
矢吹可奈
ああ…そういう意味ね。確かに油揚げを入れるとダシが出て美味しくなるもんね。
北沢志保
なんならお稲荷さまが入って正真正銘の狐鍋になってもいいのよ?
矢吹可奈
なる訳ないでしょ!
北沢志保
ちっ!
矢吹可奈
ちっ!って言った⁉︎
北沢志保
ほらほら、さっさと食べないと野菜だけになっちゃうわよ。
矢吹可奈
あっ、志保ちゃんズルい。私の分も残しといてよ〜。
北沢志保
お鍋の締めはきしめんを用意したわ。
矢吹可奈
きしめん美味しいよね〜。あまり食べないけど。
北沢志保
お餅を入れてもいいかもね。
矢吹可奈
お、それもおいしそう。1日早いお雑煮みたい。
北沢志保
なんなら食べさせてあげようか?
矢吹可奈
いいよ!昨日餅を詰まらせて窒息死する寸前だったんだから‼︎
北沢志保
ちっ‼︎
矢吹可奈
また、ちっ‼︎って言った⁉︎
北沢志保
…そんなこんなで食べ終えたから片付けるわよ。
矢吹可奈
はーい。
北沢志保
あら…この鍋敷きって…なんだか色紙みたいね?
矢吹可奈
あ、それサイン色紙だよ。
北沢志保
何でサイン色紙を鍋敷きに?
矢吹可奈
天界に行った時に貰ったんだ。お世話した歌手のおばさん達から。
北沢志保
人から貰ったサイン色紙を鍋敷きにするのは失礼でしょ!
矢吹可奈
まぁ…そうなんだけどね。鍋敷きにちょうど良かったから…
北沢志保
もう…私も確認しなかったから同罪ね。
北沢志保
それでなんて名前の人だったのかしら?
矢吹可奈
聞いたこと無い名前だったから無名の売れない歌手だと思うよ。
北沢志保
(色紙を見て)ええと…ひばり…
北沢志保
(色紙を見て)ええと…ひばり…と…千代子…
矢吹可奈
ね、知らないでしょ?
北沢志保
この…
矢吹可奈
へ…
北沢志保
バカモンがーーーーーー!
矢吹可奈
痛い痛い!志保ちゃん叩かないでー!なんで怒ってるのー⁉︎
(台詞数: 46)