横山奈緒
将軍、ダークプラネット改良兵器、デストロイアースの準備出来ました!
北沢志保
そう。とうとう来たのね、地球に消えて貰う時が…。
横山奈緒
しかし、いきなり地球を攻撃するんはやり過ぎとちゃいますか?
北沢志保
これは戦争よ。敵の本陣を壊滅させれば我々の勝利。…ただそれだけの事よ。
横山奈緒
流石は将軍。冷酷ですなぁ。
北沢志保
で、そのデストロイアースのスペックデータは?
横山奈緒
はい、ここにありますで。どうぞ。
北沢志保
ふむ…ビーム兵器でも爆弾兵器でもなく、エネルギー弾兵器なのね。
横山奈緒
ビームやったらバリアーで防がれるかもしれんし、弾道兵器なら撃ち落とされるかもしれん。
横山奈緒
せやけどこのエネルギー弾系統なら防いでもそこで大爆発やし、撃ち落とされる事もない!
横山奈緒
地球側がどんな手段を使おうがこれを防ぐ術はないんです!!
北沢志保
まさにデストロイアースに相応しい兵器って事ね。
横山奈緒
まあ特定周波数の音波にかき消される欠点はありますけど地球にそんな技術はありません!
北沢志保
そんな欠点すら彼らは知る由もないのだけれどね。さぁ、発射準備行くわよ。
横山奈緒
3…
北沢志保
3…2…
横山奈緒
3…2…1…
北沢志保
3…2…1…発射!!(ドォン!!)
横山奈緒
地球バイバーイ♪これで私らの大勝利や～!
北沢志保
良い速度だわ。大気圏突入まで30秒といった所かしら。
百瀬莉緒
【地球】
百瀬莉緒
うう…また合コンで誰にも選んで貰えなかった…。これで今月12回目よ…。
百瀬莉緒
女子力も美貌も磨き上げてきたというのに…おかしいわよ…。こんな…こんな世界は…
百瀬莉緒
こんな…
百瀬莉緒
こんな…私がモテない世界など滅んでしまえぇぇぇえっぇぇぇぇえぇえぇっぇえぇええ!!!!
北沢志保
【宇宙船】
横山奈緒
な、何や!?デストロイアースのエネルギーが…小さくなって…
北沢志保
き、消えた!!?そ、そんなバカな…!地球は!?どうなったの!?
横山奈緒
無傷です!!ピンピンしてます!!ど、どういう事や…。
北沢志保
まさかデストロイアースの欠点に気づいて…!?でも知られる筈は…!
横山奈緒
そうでなかったら、防がれたんですよ!将軍、退避せなヤバいで!きっと反撃が来るかもしれへん!
北沢志保
そ、そうね!総員撤退!!すぐにこの宙域から脱出するのよ!!
北沢志保
地球…!デストロイアースが通用しないとは…。手を出すべきではなかったって事ね…。
横山奈緒
白旗の用意しときますわー。
百瀬莉緒
【地球】
百瀬莉緒
…って滅ぶ訳ないか。さーって、帰ってヤケ酒と行きますかー。
(台詞数: 36)