高木社長
P)そこから、私が語りを始めた…「音無小鳥」さんが芸能界を辞めた経緯を…
高木社長
P)志保さんは真剣な面持ちでひと言ひと言をくみ取るように聞きいっていた…
高木社長
P)______もっと詳しく語り出したらキリが無いけど、こんなところかな。
北沢志保
…芸能界も……
高木社長
P)うん?
北沢志保
芸能界も私達の学校と同じようなところがあるんですね...
北沢志保
もっと、大人の世界かと思っていたのですけど…
高木社長
P)まあね...色々な人がいるし、誰もが熟成した人間で芸能界に入ったワケではないし…
高木社長
P)そのスケールが「大人」だからね。
百瀬莉緒
志保母)ふふっ…プロデューサーさんは優しいですね。
高木社長
P)そうですかね?
百瀬莉緒
志保母)私達だって、本物の大人になれている人間は居りませんから。
北沢志保
……それ、自分に言ってるの?
百瀬莉緒
志保母)さっ、さぁ…お母さんはちゃんとした大人のつもりよ?(焦汗)
北沢志保
ふーん。
高木社長
P)そうですね…私も本物の大人になれているかは、疑問符がつきますね。志保)そうなんですか?
高木社長
P)ははっ…そうだね。でも自分の行って来たことや仕事に対しては自問自答するようにしてるよ?
北沢志保
勉強みたいな、復習…ですか? P)そうそう。今回は上手く出来たけど…
高木社長
P)次も同じで、仕事相手は満足できるだろうか?とかね。 志保)…傾向と対策……
高木社長
P)上手いね。でも、そこまで単純な人達ばかりではないから……
北沢志保
教科書ばかりではない、色々な情報が必要なんですね…。
高木社長
P)…よく出来た、お子さんですね。芸能界に引き込むのは惜しいくらいに……
百瀬莉緒
志保母)そうですね…私が心配しているより、志保に心配される方が多いんですよ。
北沢志保
しっ…仕事が忙しいから心配しているだけよ…///
百瀬莉緒
志保母)息子の面倒もよく見てくれるしね〜♪ 志保)おっ…お母さん撫でないでっ…///
高木社長
P)そうなんですね…それでは本題を宜しいですか?
北沢志保
こほん…私は芸能界に挑戦してみたいです。
百瀬莉緒
志保母)本当に大丈夫なの? 志保)私は本気…
百瀬莉緒
志保母)ふうん…「お父さんが早く見つけることができる」とか下心はない?
高木社長
P)(さすが、お母さんですね…見抜いている。)
北沢志保
とっ…当然よ。これはプロデューサーさんが私に与えてくれた「チャンス」なんだから…
百瀬莉緒
志保母)そう?偽りは無い?
北沢志保
二言はないわ。
百瀬莉緒
志保母)志保がウソを吐く時は必ず、古語を使うから心配しているんだけど…
北沢志保
「ギクッ…」
百瀬莉緒
志保母)…心配なさそうね。
高木社長
P)では、親御さんの了承を得られたと取っても宜しいですね?
百瀬莉緒
志保母)ふふっ…私は構いませんわ。せいぜい根を上げないように頑張るのね?
北沢志保
分かってるわよ…勉強も普通にこなすようにプロデューサーさんに話してるし…
百瀬莉緒
志保母)じゃあ、大丈夫ね。プロデューサーさん、志保を宜しくお願いしますね。
高木社長
P)はい…大切に育てて差し上げます。
(台詞数: 41)