高木社長
P)…という理由から、私は志保さんをプロデュースしたいのです。
高木社長
「私達は、先程まで待合のロビーで説明をしていたのですが…病院のナース長さんが…」
高木社長
「『談話室をご利用下さい』ということで、通されたそこで話を続けた…」
百瀬莉緒
志保母)…そうなんですね…基本的には私達の様な「日勤」のタイムテーブルなんですね?
高木社長
P)はい。ですが、あくまで基本的なものですので……
高木社長
P)「労働基準」に従った範囲での仕事になることもあります。
百瀬莉緒
志保母)…ということは、仕事中に日付けが変わることはないのですね?
高木社長
P)はい、そんなギリギリまでの仕事はしませんし…
高木社長
P)もし、そんな仕事を入れていたならばウチは既に存在しませんね。
百瀬莉緒
志保母)なるほど、わかりました。
百瀬莉緒
志保母)…ところで「音無小鳥」さんは、何故お辞めになられたのです?
高木社長
P)...やはり、お知りになりたいですか...。
百瀬莉緒
志保母)そうですね...私のように忙しく走り回る女でさえ芸能人の彼女を知っていましたから。
高木社長
P)わかりました...…志保さん?
北沢志保
はい。
高木社長
P)さっき、君に話した…音無さんが辞めた経緯は覚えているね?
北沢志保
はい、ご自分の意向と…
高木社長
P)うん…そうだったね。でも…それはね、世間体向けの解釈なんだ。
百瀬莉緒
志保母)…志保、プロデューサーさんのお話をよく聞きなさい。
百瀬莉緒
志保母)この先は、貴女が背負うことになるかもしれないお話ですよ?
北沢志保
…プロデューサーさん。そうなんですか?
北沢志保
P)彼女は、厳しい表情の中にも……
北沢志保
P)底知れない不安を抱いた面持ちで……
北沢志保
P)私の話を聞こうとしていた……
(台詞数: 24)