
北沢志保
雨は既に上がっていたが、未だ路面は至る所水溜まりで

福田のり子
「いや実は、来る時二回くらい転けそうになったんだよね」

北沢志保
らしいので、三人共、私の車で基地へ向かう事となった。

横山奈緒
「わーい、志保の車、オープンカーなんやね。私、こないカッコイイ車に乗るの、初めてや♪」

横山奈緒
「てオマエこの車、二人乗りやないか!私ら三人おんねんで?どうやって乗んのや!?」

北沢志保
「大丈夫ですよ。奈緒さんには特等席を用意しますから」

北沢志保
【バタン】「はい、どうぞ」

横山奈緒
「わーい、横幅ひろーいの独り占めやね♪下にスペアタイヤ有るけど、これに座ったらええん?」

横山奈緒
「てオマエこれ、トランクルームやないかい!隊長様の座席ちゃうがな!!」

北沢志保
「え、お気に召さないですか?じゃあ奈緒さんは、独りで歩いて行って貰うしか……」

横山奈緒
「…………………………………………………………………乗る。」

福田のり子
「しっかし随分渋い車に乗ってるねー。何年の何処生まれの車なの?」

北沢志保
「1973年製、イギリスの車で、トライアンフ・スピットファイアです」

福田のり子
「へー、トライアンフが車も造ってたのは聞いた事有るけど、これがそうなんだ!」

福田のり子
「おお、OHVエンジンの音も渋い!」

横山奈緒
「ふーん、平べったくて目玉ギョロっとして、なんやカエルがゲロゲロ鳴いとるみたいやね」

北沢志保
……………(トカチーン)。

北沢志保
(急ブレーキ)【 ド ン 】

横山奈緒
「どわあぁー!!!」

北沢志保
(一寸だけ舵を切って、すぐさまカウンター)

横山奈緒
「アホかー!!!落ちる、落ちるー!!ちゅーねん!!!」

福田のり子
「おおー、やるね志保!と言いたい所だけど……」

横山奈緒
「せ、せや、ビシッと言うたってや!」

福田のり子
「すぐ次のコーナーが迫ってるよ?車体の向きは反対、どうする!?」

北沢志保
「……………フッ」【逆カウンター】

横山奈緒
「のおぉぉぉぉオ!今度は反対にぃーーーー!!!!」

福田のり子
「慣性ドリフト!お見事!!」

横山奈緒
「…………………………」

横山奈緒
(ちーん♪)【御臨終】
(台詞数: 29)