如月千早
幸せなら手を叩こう♪パシンパシン
七尾百合子
(あ、また千早さんがあの有名なロックナンバーをカバーして……うまい…)
真壁瑞希
くいっくいっ。
七尾百合子
(そしてそれを以前培った技術を駆使し指揮する瑞希さん、ただならぬ雰囲気です)
如月千早
……やっぱりうまくいかないわね…ゴボウ食べる?
真壁瑞希
ありがとうございます。それにしても……歌は難しいですね……もぐもぐ。
七尾百合子
(あ、これは有能だけどどこか不器用なお二人がまた悩んでそうな雰囲気、根が深そうです)
七尾百合子
(しかし、あの時とは違います!生まれ変わったお悩み解決人!アンサー百合子にお任せあれ!)
七尾百合子
おはようございます!お悩みなら私に相談してください!
如月千早
あ、百合子さん。この歌、私たち気づいてしまったのよ。幸せなら手を叩けば良い…でも…
真壁瑞希
それでは……他の感情を表すことは出来ません。
如月千早
人の感情は喜怒哀楽……それ以上の心が渦巻いてるわ。それなのに……
真壁瑞希
これでは、人の心に届く歌は歌えない……もぐもぐ。
七尾百合子
……………………
七尾百合子
(アンサー百合子、こんなケースは初めて!)
真壁瑞希
すみません……私の指揮能力が未熟なばっかりに……
如月千早
いいえ、いくら指揮がよくても実際歌うのは私よ。未熟なのは私の方……ゴボウおかわりする?
如月千早
(百合子さん、聞こえる?)
七尾百合子
(え、千早さん?どうやって脳内に直接話しかけてるんですか?)
如月千早
(私の類まれなる歌唱力を応用して百合子さんにしか聞こえない周波数で話してるのよ)
七尾百合子
(えー)
如月千早
(冗談のつもりでてきとうに言っただけなのに、思いの外真剣に対応されて引くに引けなく…)
七尾百合子
(それは千早さんが悪いです!今からでもちゃんと謝りましょう!)
如月千早
(今更何て言えばいいかわからなくて……お願いパンサー百合子さん。ゴボウあげるから。)
七尾百合子
(むー、どうすればいいんでしょう)
真壁瑞希
(てすてす……ただいま現国のテスト中、ダンサー百合子、聞こえますか?)
七尾百合子
(瑞希さん、その脳内会話技術必須科目なんですか?)
真壁瑞希
(説明します、脳内の電子の動きをタクトで感じ取り云々相手の思考が読めるのです。)
七尾百合子
(こっちはSFだった!)
真壁瑞希
(まあ原理はどうでもよいのです。助けて欲しい事があるのです。所謂へるぷみー)
七尾百合子
(瑞希さんもテキトー言ってたんですか?)
真壁瑞希
(いえ、それは意図的にからかってるので良いのですが、ゴボウの供給過多を控えて欲しいのです)
七尾百合子
(え、まさか瑞希さんゴボウダメなんですか?)
真壁瑞希
(もうこれで7本目なんですよ、リトルユリコに隠れてないで救助してください)
七尾百合子
(これは本です!リトルユリコでなく!まあ千早さんに掛け合ってみますよ)
七尾百合子
(千早さん、瑞希さんにゴボウあげすぎじゃないですか?)
如月千早
(え、ゴボウ以外に感謝を伝える方法あるの?)
七尾百合子
(今日の千早さん不器用が過ぎますね…あれ?)
七尾百合子
(ちょっと待ってください!何で私の声が千早さんにきこえてるんですか?私そんな能力無いのに)
如月千早
(………え?)
七尾百合子
(瑞希さんも!何で瑞希さんの思考が私に読めるんですか!)
真壁瑞希
(……ああゴボウが美味しい)
七尾百合子
(二人ともちゃんと設定練ってくださいよ!中途半端な!)
如月千早
(え?ごめんなさい、何か言った?)
七尾百合子
(もう遅いですよ!)
真壁瑞希
(もごもご)
七尾百合子
(思考が伝わらない描写下手すぎでしょ!二人ともお手本見せるから大人しくしてて!)
如月千早
{(百合子さんをからかうつもりが……)}
真壁瑞希
{(なんだか触れてはいけないところに触れてしまったみたいですね)}
七尾百合子
(さ、覚悟しててください!今宵は寝かせませんよ!)
(台詞数: 50)