北沢志保
(ガチャッ)おはようございます。
北沢志保
あれ………誰もいない?
矢吹可奈
う〜ん…zzz……むにゃ。
北沢志保
いたのね可奈。寝てるけど。
北沢志保
まったく、美希さんみたいにソファーで寝ちゃって………。
北沢志保
可奈、起きなさ………
北沢志保
(キスしちゃいなさい。)
北沢志保
!?
北沢志保
(これはチャンスよ北沢志保。可奈は寝てるから、大抵のことはバレないわ。)
北沢志保
い、いや、でも、誰かいるかも………。
北沢志保
(他に誰もいないのは、あなたも分かっているでしょう?)
北沢志保
な、何なんですかあなたは!
北沢志保
(私?私はあなたの本音よ。)
北沢志保
私の………本音……?
北沢志保
(そう。可奈の事が大好きな、あなたの本音。)
北沢志保
だ、大好きだなんてそんな………。
北沢志保
(愛してるって言った方がいいかしら?)
北沢志保
あ、愛っ!?
北沢志保
(普段は我慢してるんだから、こういう時ぐらい素直になりなさい。)
北沢志保
す、素直に………。(スッ)
北沢志保
(そうそう。可奈の口元に指をおいて………)
矢吹可奈
むにゃ………ぱくっ。
北沢志保
〜〜〜////!
北沢志保
(ふふっ満足そうね。さあ、今度は口で………。)
北沢志保
か、可奈………。
北沢志保
………。
北沢志保
(どうしたの?早くしないと可奈が起きるかもしれないわよ?)
北沢志保
くっ………やっぱりダメ!
矢吹可奈
うにゅっ!………う〜ん、志保ちゃん?
北沢志保
あ、可奈………。
矢吹可奈
あれ?私、いつの間に寝てたんだろう?たしかお留守番をしてて………。
北沢志保
そう。だから誰もいなかったのね。
矢吹可奈
ううっ………お留守番してたのに寝ちゃうなんて………。
北沢志保
少し疲れているんでしょ。留守番なら私がやるから、可奈は寝ててもいいわよ。
矢吹可奈
えっ、それじゃあ………志保ちゃんの膝枕で………。
北沢志保
し、しょうがないわね。はい。
矢吹可奈
えへへ、ありがとう。志保ちゃん………zzz………。
北沢志保
寝るの早すぎでしょ………。
北沢志保
ふふっ、それにしても可愛い寝顔ね。
北沢志保
(キスしちゃいなさい。)
北沢志保
!?
北沢志保
ーーーこうして毎日、北沢志保は自らの欲と戦っているのである
北沢志保
ーーー欲に抗い続けるその精神は、なんとも強靭で高貴である
北沢志保
ほ、ほっぺくらいになら、いいわよね…。
北沢志保
ーーー………欲に負けるのも時間の問題のようである
(台詞数: 45)