北沢志保
これはとある少女が幼いころのお話
北沢志保
ある朝寝ぼけた少女にそれは伝わり衝撃で目を覚ました
北沢志保
信じられないのに、不安だけで悲しくなり…無理やり別の事を考える少女
北沢志保
いつもの場所に向かう。電車は徐々にそれに近づいている
北沢志保
大好きなモノさえも無機質な塊に見え始め…いつもと違った雰囲気に怯え始める少女
北沢志保
少女にとっていつもそこに向かう事は日常の一部になっていて
北沢志保
その時が一番楽しくてそれは少女にとって遊園地であり動物園のようで
北沢志保
その異色の環境に満足していた少女
北沢志保
「終わり」という現実を知らなかった少女はあまりにも無残で残酷な答えを知らされて…
北沢志保
人物像でさえまだ少女の中に確定しきっていないのに「好き」「嫌い」だけの
北沢志保
世界でプツリと遮断された記録。日が暮れるにつれて、それは徐々に形を変え始めた
北沢志保
周りのみんなは誰もがヒビの入った場所を無理矢理埋めようとしていた
北沢志保
…………
北沢志保
ドアを開けると見慣れた景色は真っ白であの人の面影はない
北沢志保
聞いたことのないうるさい沈黙がとても苦しくて…
北沢志保
慣れ親しんだ病室は私一人には広すぎて…新しいシーツが悲しみの後を押す
北沢志保
窓際に飾られた花が無性に愛しくて
北沢志保
メモ帳には言葉だけが悲しくつづられていて、暖かいはずのベッドは…
北沢志保
どうしようもなく冷たくて…
北沢志保
ドアを開けてもあの景色には二度と出会えない…
北沢志保
さよなら…
北沢志保
さよなら…
(台詞数: 22)