北沢志保
我が家には勝手に住み着いた肉と毛皮になるくらいしか能が無い駄神というべきお稲荷さまがいます
矢吹可奈
志保ちゃん、気になる単語があったけどいろいろ酷いよ。
北沢志保
何よ(ギロリ)
矢吹可奈
ごめんなさい…
北沢志保
ふぅ、海に来てまですることじゃないわね。
矢吹可奈
そうだよー。せっかく海に来たんだから楽しもうよ〜。
矢吹可奈
で、なんで志保ちゃんは水着じゃないの?
北沢志保
……大人の事情よ……
矢吹可奈
志保ちゃんスタイルいいのにね〜。私が男だったらほっとかないよ。
北沢志保
抱きつくな。暑苦しい。そっちこそその毛皮なんとかならないの?
矢吹可奈
無茶言わないで。これ服じゃないんだよ。
北沢志保
まあ、いいわ。それより、はい。釣り竿。
矢吹可奈
え、何これ。
北沢志保
私は海で遊ぶからお稲荷さまは魚やら貝やら採りなさい。
矢吹可奈
えー。私も遊びたいよ。
北沢志保
生活費を入れない食っちゃ寝が何ほざいてるのかしら。
矢吹可奈
…ごめんなさい…
北沢志保
採った魚の一部は干物にしようかしら。
矢吹可奈
うんうん、干物美味しいよね。
北沢志保
……
矢吹可奈
志保ちゃん?
北沢志保
……干し肉もいいかしらね。
矢吹可奈
志保ちゃん?なんでこっち見てるの?
北沢志保
いえね、もし魚や貝が採れなくて食料が足りない時は干し肉を作って食べるのもいいかなと。
矢吹可奈
干し肉か〜。私はあまり好きじゃないけどな〜。
北沢志保
あら、お稲荷さまはそんな心配要らないわよね。
矢吹可奈
どうして?
北沢志保
狐肉の干し肉だもの。お稲荷さまは食べられないわよね。
矢吹可奈
え、それってどういう……
北沢志保
ふふふ……
矢吹可奈
さ、魚イッパイ採ってきまーす……
(台詞数: 31)