周防桃子
パパからぬいぐるみのプレゼントもらった
周防桃子
前から欲しいと思っていた、可愛いクマのぬいぐるみだ
周防桃子
仕事で忙しく、なかなか構ってもらえなかった身だったからとても嬉しかった
周防桃子
大切に扱い、代々受け継いでいけたらいいなと、何も知らない私は思っていた
周防桃子
まずはこの子のために、椅子や服も用意してもらえるようにお願いしてこないと・・・
周防桃子
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北沢志保
〜20年後〜
北沢志保
ある日、父親が死んだ
北沢志保
母がぬいぐるみにかけるお金の額が以上で、破産に追い込まれたゆえの自殺らしい
北沢志保
それ以来、母はそのぬいぐるみを父親に見立てて接していた
北沢志保
私はそんな母を見かねて、そのぬいぐるみを自室へとこっそりと隠した
北沢志保
母がとても大事にしていたというぬいぐるみは、確かにとても可愛かった
北沢志保
小さい頃から大事にしていた気持ちがわかる気がした
北沢志保
・・・そうだ、母のしてることは何もおかしくない
北沢志保
ここまで可愛いのだから、ずさんに扱っていいわけが無い
北沢志保
コレハタイセツニモテナサナイト…
北沢志保
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永吉昴
〜○○年後〜
永吉昴
オレの家は代々、何かおかしい
永吉昴
みんなして、たかがぬいぐるみに異様に執着している
永吉昴
いくら可愛くても、たかがぬいぐるみのはず…何があそこまで突き動かしているんだろう
永吉昴
今日、オレはそのぬいぐるみを見せてもらえることになった
永吉昴
長いこと扱っているだろうからか、そこには少しほつれたくまのぬいぐるみがあった
永吉昴
これのどこに執着を……
永吉昴
これのどこに執着を…………
永吉昴
これのどこに執着を…………いや
永吉昴
たかがぬいぐるみと言ったのが恥ずかしくなった
永吉昴
これは大切にするべきものに値してる
永吉昴
ダイジ…ニシナイト
永吉昴
ダイジ…ニシナイト……ハハ…ハ
(台詞数: 30)