流星
BGM
絵本
脚本家
チルノ スカーレット
投稿日時
2015-05-07 19:45:27

脚本家コメント
ムック 流星をモチーフに書きました。可奈の最終列車と繋がる話です。

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北沢志保
私は居なくなった貴女を探して…あてもなく夜の街に飛び出した
北沢志保
もうどこにも居ないことを悟り…後悔だけが残る。なぜ気づいてあげれなかったのか…
北沢志保
小さな花宿す枕木…平行に並ぶ錆びた線路。そこを越えたら草原が広がる
北沢志保
素足で歩いてく。ふと見上げれば月の無い星空…流星降り注ぐパノラマ。何万光年の瞬き
北沢志保
一度貴女が全てが嫌になり逃げ出した夜があった。その時貴女はここに一人佇んでいたよね
北沢志保
滲んだ爪先…空を見上げる君の手を引きながら歩いてく…汚れたままの掌で
北沢志保
忘れないよ…貴女が愛した景色の本当の色…だけど今は星屑さえも眩しすぎて…
北沢志保
涙を噛み締めながら震えていた貴女…繋いだその手は悲しいほど暖かかった…
北沢志保
忘れないで…貴女が夢見た未来の美しさを…流星の群れ…消えた星たち。そして…
北沢志保
貴女の笑顔…
北沢志保
貴女の空…塞いだ私を責めて欲しい…見上げた空に…貴女は今何を思うの
北沢志保
涙を噛み締めながら…震える貴女。繋いだその手は…か細く…力無く…
北沢志保
流れる貴女の涙が星になり
北沢志保
この空埋め尽くして今…流星に変われ
北沢志保
清空彩る星々…夜露に濡れた線路の下…朽ち果てた枕木に儚く命宿す白い四弁の花…
北沢志保
もしもう一度やり直しできるなら…繋いだ手が離れぬように
北沢志保
繋いだ指離さぬように…
北沢志保
頭上に降り注ぐ流星…まるで五月雨か小夜時雨…潔癖の大地を裸足で歩く
北沢志保
この線路を手掛かりに
北沢志保
流星降りしきるパノラマ…歩いてく滲んだ爪先で
北沢志保
今度は繋いだ手が離さぬように
北沢志保
繋いだ心千切れぬように

(台詞数: 22)