北沢志保
ーーーモルドヴァ基地、独房
北沢志保
それって………どういう事ですか?
音無小鳥
洋治:なに、難しいことではないさ。
音無小鳥
洋治:私と一緒に来れば、戦う以外の道を示してやれるかもしれない。
音無小鳥
洋治:そういうことだ。
北沢志保
私は捕虜ですよ?そんなこと出来るんですか?
音無小鳥
洋治:私は新国連本部のスタッフだ。融通はきく。
音無小鳥
洋治:ゆっくり考えてみてくれ。
音無小鳥
洋治:………君はなぜ、島を出た?
北沢志保
何のために戦えばいいのか、分からなくなって………。
北沢志保
このままでは自分が自分じゃなくなっていくような気がしたから………。
音無小鳥
洋治:………史彦は君を誇りにすべきだな。
音無小鳥
ーーー研究室
北沢志保
研究員:すごい………!
北沢志保
研究員:ノートゥングモデルのコアを移植しただけでパワーゲインが無尽蔵に跳ね上がっています!
音無小鳥
洋治:ザルヴァートルモデル……。
音無小鳥
洋治:私とミツヒロが開発した人類救済の力だ。
音無小鳥
洋治:1人でも多くの兵士を生き延びさせるための………。
音無小鳥
洋治:後はこれを乗りこなせるパイロットがいればいいのだが………。
北沢志保
研究員:ご子息のための機体ではないのですか?
音無小鳥
洋治:あいつは脳の成長過程を通り過ぎてしまった。
音無小鳥
洋治:もうじき、ファフナーにも乗れなくなる。
豊川風花
博士、確認書にサインをお願いします。
音無小鳥
洋治:早いな。コアが手に入って上層部も機嫌がいいようだ。
音無小鳥
洋治:………これで明日、君の娘に会える。
豊川風花
我々は、私を北沢志保に会わせようとしない。
音無小鳥
洋治:何故だ!?
豊川風花
………優先された分岐が、行動を始めた。
音無小鳥
モルドヴァ基地、上空
音無小鳥
偵察隊:な、なんだあれは!?
音無小鳥
偵察隊:司令!基地にフェストゥムが集まってきています!
(台詞数: 31)