矢吹可奈
「いつまでも一緒だよ!」
北沢志保
そう、言っていたのに…。
北沢志保
可奈は亡くなってしまった。原因はトラックの運転手が居眠り運転していたせいだという。
北沢志保
葬儀には春香さんをはじめ、765プロに所属しているみんなが参列した。
北沢志保
スケジュールの都合がどうしても合わなくて参列できなかった人もいたけど、
北沢志保
可奈のために忙しい人達がなんとか都合を合わせて集まった。
北沢志保
それだけ、可奈は愛されていたのだ。
北沢志保
その夜、夢を見た。
矢吹可奈
「志保ちゃん、ごめんね…。約束を守れなくて…」
北沢志保
「いいのよ。こればっかりはどうしようもなかったんだから…」
矢吹可奈
「…うん、そうだよね」
北沢志保
きっと、ちゃんとしたお別れを言いに来たのかもしれない。
矢吹可奈
「明日はケーキを持って志保ちゃん家に行くからね!」
北沢志保
…ふいに、一粒の涙がこぼれ落ちた。続くように小さな滝が流れた。
北沢志保
可奈だって、いつも通りの『明日』がやってくると信じていた。
北沢志保
P「すまん志保、次の現場だが一人で行ってくれないか?」
北沢志保
「心配しなくても一人で行けます」
北沢志保
時は過ぎ、みんな可奈のことを少しずつ忘れていった。
北沢志保
時は過ぎ、みんな可奈のことを少しずつ忘れていった。それは私も例外ではなかった。
北沢志保
「次の現場は確かこのあたりだったよね…?」
矢吹可奈
「志保ちゃんはもう忘れたかもしれないけど、私は覚えているよ」
矢吹可奈
「あの日の約束、果たしに来たよ」
(台詞数: 22)