矢吹可奈
ーーー海岸
矢吹可奈
・・・ファフナーだよ。
北沢志保
え・・・?
北沢志保
心臓が、止まるかと思った
北沢志保
気のせいじゃなかった。やはりそうなんだ。可奈は・・・
北沢志保
可奈・・・あなた、変わったわ・・・。
矢吹可奈
変わろうとしないのは志保ちゃんだけだよ。
北沢志保
今のあなたにとって、私達はどうでもいいの!?
矢吹可奈
私が求めているのは、この左目の代わりになるものだけだよ・・・。
北沢志保
・・・!!
北沢志保
幼い頃、視力を失った可奈の左目
北沢志保
いや・・・私が奪ったんだ
北沢志保
私が、この手で傷つけ、奪ったんだ
北沢志保
ーーー神社
北沢志保
・・・。
百瀬莉緒
・・・ちょっといい?
北沢志保
莉緒さん・・・。
百瀬莉緒
あなた達の話、偶然聞いちゃってね。
北沢志保
私がやったんです。
北沢志保
私がこの手で、可奈の左目を・・・。
北沢志保
でも、何であんなことをしたのか思い出せなくて・・・。
北沢志保
せめて可奈の左目の代わりになろうとしてきたけど、可奈は・・・。
百瀬莉緒
それで、彼女についていけなくなったってことね。
百瀬莉緒
無理もないわ。だって彼女は外の世界を見ているもの。
北沢志保
外の世界・・・?
百瀬莉緒
そう。島の外の世界。
百瀬莉緒
それで、ちょっと話があるんだけど・・・。
北沢志保
・・・!
北沢志保
・・・そうすれば、可奈の見たものを見ることができますか?
百瀬莉緒
それはあなた次第よ。で、どうする?
北沢志保
・・・。
百瀬莉緒
まあ、よく考えなさい。自分がどうしたいのか。
百瀬莉緒
返事はまた後で聞くわ。それじゃ。
北沢志保
・・・はい。
(台詞数: 34)