北沢志保
【アイドル、北沢志保の朝は早い…】
北沢志保
…おはようございます。(ガチャ)
北沢志保
【日々の仕事やレッスンで疲れきった体。それでもアイドル北沢志保の朝はやってくる】
北沢志保
【そんな彼女を助けるのは…】
矢吹可奈
あっ!志保ちゃん!おっはよー!
北沢志保
【彼女、矢吹可奈である】
北沢志保
おはよう、可奈。
北沢志保
【素っ気なく挨拶したように見えたが、今の一瞬で志保の脳は覚醒し、疲労は吹き飛んだ】
北沢志保
テレビを見ているの?
矢吹可奈
うん。今東京のスイーツショップを巡る特別番組がやってるんだ〜。
矢吹可奈
はぁ〜…美味しそうだなあ〜…。
北沢志保
【北沢志保は特に、矢吹可奈の食事に関する興味を持っている姿で癒しを得ている】
北沢志保
【今この瞬間にも、
北沢志保
『ああ、今すぐ抱きついで服を剥いで可奈のおしべとめしべの概念を覆してあげたい…』
北沢志保
…と思った志保であったが、流石そこはアイドル。胸の奥にしまうのであった】
北沢志保
…あら、でもこのお店、今度イベントで行く予定のお店じゃないかしら?
矢吹可奈
えっ!?ホント!?
矢吹可奈
あっ、しかもその日は志保ちゃんと一緒のお仕事じゃない!やったぁ!
北沢志保
【彼女の笑顔を見て「あっ、襲おう」と思った志保であったが、やはり胸の奥にしまうのであった】
北沢志保
【そしてもう一人…】
音無小鳥
【…事務員、音無小鳥の朝は早い】
音無小鳥
……(●REC)
音無小鳥
【誰よりも早く事務所に来る彼女にとっての朝一番の楽しみはこれである】
音無小鳥
【アイドル達のやりとり…持ち前の妄想癖を持ってすれば、この数分だけで同人誌が3冊は刷れる】
音無小鳥
ピヨォ…(●REC)
矢吹可奈
な、なんか悪寒が…。(ゾゾゾ)
北沢志保
大丈夫?可奈…。
矢吹可奈
えっ?あっ、うん。大丈夫だよ?
矢吹可奈
心配させちゃってゴメンね。
北沢志保
いえ、大丈夫ならいいのだけれど…。
矢吹可奈
えへへ…やっぱり志保ちゃんはやさしいね…。
北沢志保
フッ…!(ガタンッ)
音無小鳥
ピヨッシャアッ!(ガタンッ)
北沢志保
【上目遣い…そして照れ顔…さらには自分への好意ととれる発言…】
北沢志保
【その三要素は志保の鼻の毛細血管をいともたやすく突き破ったのである】(ツー…)
音無小鳥
【そしてこの鳥もである】(ツー…)
矢吹可奈
し、志保ちゃん…なんで急に上を向いて…って、鼻血じゃない?それ……
北沢志保
いえ大丈夫よ。あと、少し走ってくるわ。(ダッ!ガチャッ!)
矢吹可奈
なんで!?
北沢志保
【北沢志保は走った…あと3秒遅れていたら確実に可奈を襲っていただろう…】ダダッ
北沢志保
【抑えられなくなった興奮を発散するには、ただ走ることしか考えられなかった】ダダダッ
音無小鳥
【そしてこの鳥もである】ダダダッ
矢吹可奈
…………
矢吹可奈
…志保ちゃんも音無さんもどっかいっちゃった……。
矢吹可奈
【今日もまた、長い一日が始まるのであった……】
(台詞数: 45)