永吉昴
ふぃーっ、走った走ったー!!やっぱ冬の朝はランニングだな!カラダが引き締まる~っ!
北沢志保
はあっ、はあっ…っ。やっと息が落ち着きました。昴さん、速いです…。
永吉昴
そうか?でも志保もランニングしてたなんて意外だな。
北沢志保
いえ、体力不足は自覚している所なので克服しようと思って。
北沢志保
…アイドルやるなら、下地を疎かになんて、出来ませんから。
永吉昴
ふ~ん、やっぱ志保は真面目だな~。
永吉昴
…あっ!見て見て志保!川から湯気立ってるぜ!!
北沢志保
湯気って…。あれは川靄でしょう?
永吉昴
かわもや??
北沢志保
川の水分が冷たい空気に触れて、空気中に蒸気になって顕れる現象ですよ。
北沢志保
…理科の授業で習いませんでしたか?沸騰の理論とかと並んで。
永吉昴
んー、そういうのオレさっぱりなんだよなー。
北沢志保
もう…仮にも1個上なんですから、勉強ぐらいしっかりしてください。
永吉昴
あはは、ゴメンゴメン♪
永吉昴
………。
永吉昴
…キレイだなー…。
北沢志保
…そうですね。
北沢志保
…まるで、川が生きているみたい…。
永吉昴
………。
北沢志保
な、何ですか?
永吉昴
…志保って詩人だな、意外と。
北沢志保
なっ!?何ですかそれ!というか、意外とは余計ですっ!
永吉昴
でもさ、もし川が生きてたら面白そうだよなっ!
永吉昴
山も川原もみーんな川の身体で、この川で血潮が湯気を上げるほど沸き立ってる!…みたいな!
北沢志保
ふふっ、昴さんも詩人みたいじゃないですか。意外と。
永吉昴
…志保~、今『意外と』をやけに強調しただろ?
北沢志保
気のせいじゃないですか?ふふっ…♪
永吉昴
…でも、そんな風に志保が感じてるんだーって分かってさ、オレ嬉しいよ。
北沢志保
…?嬉しい、ですか…?
永吉昴
うん!志保ってさ、クールっつーか現実主義者?っつーか…そんな感じしたからさ。
永吉昴
そういうことも口に出して言うんだなーって分かったらさ、なんか嬉しくなったんだ!
北沢志保
…ある人に、言われたから。
北沢志保
自分がどう感じたか、声に出してみた方がいいこともある、って…。
永吉昴
ふ~ん…それって、もしかしてプロデューサー?
北沢志保
違います。
永吉昴
うっわ断言!!じゃあ誰だよー、教えてくれよー?
北沢志保
それは秘密です。
北沢志保
…『約束』は、そう簡単に口外することではありませんから。
永吉昴
え~っ!?それさっきと言ってること違くないか~?
北沢志保
ほら、いつまでもつっ立ってると身体、冷やしますよ。早く戻りましょう。
永吉昴
うー、やっぱ志保って分かったようで分かんね…。
北沢志保
…ふふっ♪
(台詞数: 42)