北沢志保
「私は、avantglassというbarへ向かって歩いていた。」
北沢志保
「そこは、私がこの世界に入って間もない頃にプロデューサーさんに連れてもらったお店……」
北沢志保
「彼曰く、芸の勉強素材が溢れている所だということでした…」
北沢志保
「店主のジョージさんは、渋目の英国紳士、語る言葉は能弁な方で来る度に楽しい会話をした。」
北沢志保
「彼と一緒に来ると、ロックを片手にジョージさんと楽しげに時に難しそうに会話をする」
北沢志保
「私にとっては普段見る事の無い彼を目の当たりにする時間でもあった…」
北沢志保
着いた…本当に久しぶり…。
北沢志保
「お店は改装中に来たのが最後だったから、改装後は初めて…」
北沢志保
「でも、ジョージさんのお店と直ぐ判る彼のセンスの良さには改めて脱帽してしまう。」
北沢志保
「外から中を覗くと比較的カラッとしていて2人程のお客が居る様子だった…」
北沢志保
「視線をカウンターの隅に送ると見慣れた大きなあの背中が…不意にときめき、私は怖くなった。」
北沢志保
「それは見紛う筈も無い彼の背中…私が立ち尽くしていると顔を向けたジョージさんが彼の傍に…」
北沢志保
「(ちょっとジョージ///)背中を向ける彼にジェスチャーをしている。…マダ気付かないで…」
北沢志保
「私は慌てて、店のドアノブに手を掛けた。」
北沢志保
カラン♪コロ♪……お久しぶりです、ジョージさん。
北沢志保
ジョージ)やぁ、お久しぶりですネ。…もうお一人お久しぶりな方が来ていますよ?
北沢志保
ええ……プロデューサーさん、お久しぶりです。
北沢志保
プロ)ん……ぁ、し…志保。
北沢志保
お元気でした?
北沢志保
プロ)う…ん、まあな。…元気にしてたか、志保。
北沢志保
ええ…はい。元気でしたよ。
北沢志保
プロ)そうか…ん?今、体調悪いか?
北沢志保
いいえ……大丈夫ですよ。「私は、今一瞬であの頃の恋心に酔ってしまったみたい…」
北沢志保
「でも、昔には戻れない。けど…再び貴方に再会することができたのだから……」
北沢志保
「どうか、友情が残すことが出来ますように……」
北沢志保
プロ)志保、一緒に乾杯しよう。ジョージ、水割りを…
北沢志保
では、失礼しますね…
北沢志保
プロ)大女優に乾杯…
北沢志保
まぁ…名プロデューサーさんに……目尻の皺増えました?
北沢志保
プロ)ぶっ…。志保ぉ…相変わらず手厳しいなぁ。
北沢志保
ふふっ…でも、貫禄が出て格好良くなられましたよね♪
北沢志保
プロ)志保好みの「渋いおじ様」に成れてれるかな?
北沢志保
そうですね……未だ、50点位でしょうか?
北沢志保
プロ)志保ぉ…やっぱり手厳しいなぁ……
北沢志保
ジョージ)彼女には未だ敵わない御様子ですネ?
北沢志保
ふふっ…
北沢志保
「実は、もう私好みの渋い彼の姿なんです。」
北沢志保
「でも、この友情が何時迄も続くなら…」
北沢志保
「それはそれで、またイイかなって……」
北沢志保
「昔には戻れないけど…」
北沢志保
「友情くらいは、許してくださいね……神様。」
北沢志保
プロ)ところで、志保…
北沢志保
はい…
北沢志保
プロ)今度の企画、志保に出て貰えないかな……?
北沢志保
えっ…どんなです?
北沢志保
プロ)ペら……こんなだなぁ。
北沢志保
面白そうですね……出てもいいですか?
北沢志保
プロ)よろしく頼む(両手合わせ)。
北沢志保
そんなにしなくても大丈夫ですよ。今の仕事クランクアップしましたから♪
北沢志保
「親友には成れなくても、友情は育めます様に…………」
(台詞数: 50)